岡嶋和幸の「あとで買う」

353点目:ブローニーフィルムも収納できるタイプが登場

コダックのフィルムケース

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

コダックのフィルムケース

142点目で紹介したコダックのフィルムケースは35mmフィルム5本用でしたが、この製品は10本、またはブローニーフィルムを8本入れられます。35mmフィルムとブローニーフィルムを混ぜて収納することもできます。販売価格は3,300円前後です。

私はコダックのロゴマークを意識してレッドとイエローの組み合わせを選びましたが、落ち着いた色合いのオリーブとどちらにするか悩みました。他にブラック、ベージュ、イエロートップ/シルバーボディ、ブルートップ/イエローボディがラインアップされています。

小さくて可愛くて、思ったより重いのですがしっかりした作りです。フタの部分もしっかり留まるため不用意に開いたり、カタカタ音が鳴る心配はありません。落とすと凹んだり傷付いたりしやすいので、フィルム交換のときはどこかで休憩しながら落ち着いてやりたいですね。

中の仕切りは取り外しが可能なので他の用途でも使えます。ブローニーフィルムは寝かせて入れるため、個人的には立てて入れられる5本タイプが登場するとうれしいです。最近は223点目で紹介したメイホウのナンシーケースを愛用していますが、もちろんこちらもおすすめです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。