中井精也のエンジョイ鉄道ライフ「ジョイテツ!」
風水写真のススメ①
2019年11月10日 12:00
都電荒川線の三ノ輪橋電停ちかくにある僕のゆる鉄画廊では、よく「写真をどこに飾ったらいいかわからない」という質問をいただきます。何か目安になるものはないだろうかと、いろいろ調べた結果、「風水」にいきあたりました。僕自身あまり風水になじみはなかったのですが、これが調べてみるとなかなか面白く、すっかりハマってしまいました。
もともと風水的に写真はラッキーアイテムと言われているそうで、部屋に飾ると、良い「気」を取り入れ、悪い「気」を出す「窓」のような効果があるとか。ぜひ今回ご紹介する中から、上げたい「運気」を意識して、方角と相性の良い写真を飾ってみましょう。
風水は占いやおまじないのようなものと思われがちですが、古くから継承されてきた統計学・環境学です。「五行」と太陽の動きを基にした8つの方位に、家の中心を加えた9つのスペースがベースとなります。ここでは方角ごとに、どんな運気を上げられるか、どんな写真を選べばいいかをまとめてみました。今回は北・北東・東・南東の方角について解説します。
北は「水」の気が強い方角。ということで水辺の風景を撮った写真がオススメです。具体的には、湖、海、港など。水を見たときに感じる「落ち着き」「冷静さ」を維持することができるそうです。島国である日本の鉄道は海と撮れる場所が多いのはもちろん、湖や川など水辺を走るシーンもけっこうあるので、写真選びには困りません。家の中心から北の方向に、これらの写真を飾れば、恋愛の運気がアップするかも。
こちらは只見線の水鏡の写真。まるで絵画のような雰囲気は、お部屋に落ち着きを与えてくれることでしょう。2枚目は五能線と海。車体にも大きく橅(ブナ)が描かれているので、海の雄大さだけでなく、自然の力強さも感じられます。これを見たら大好きなあのひとも振り向いてくれるかも(笑)。
北東は雪に覆われた山からの気が流れ込み、 「発展」「貯蓄」をもたらすと言われています。白い雪に覆われた山の「土」の気が強い方角ですので、雪山の風景を映した写真は開運効果が大! 春を連想させるような自然の絵は「健康運」アップに向いているようです。春の野原やお花畑などの写真がオススメですね。白や赤の魚も運気をアップさせると言われています。鯉と列車の組み合わせもいいかも。
1枚目は説明の必要もないですが、雪をたたえた富士山と富士急行の雄大な風景です。これは風水とかを考えなくても縁起が良さそうですよね。2枚目は小湊鐵道の菜の花畑と里山トロッコ。シンプルな構図はどんなお部屋に飾っても似合いそうです。
東は朝日が昇る方角であるととともに、五行では「木」の気が強い方角になります。「仕事運」や「発展運」を上げたいなら、ご来光の写真や森林の写真がオススメです。「最近、どうも仕事がうまくいかない」という方は、ぜひ東に写真を飾ってみてください。また樹木の写真は、子どもの成長にいい影響を与えるとも言われています。
1枚目は今年のお正月に撮影したご来光と東武日光線。これを東側に飾れば、毎日ご来光を眺めているようなものです。これもまた風水関係なく縁起良さそうですよね。神々しい雰囲気もあり、落ち着きを与えてくれるでしょう。2枚目は爽やかな高原の森を抜けて走る小海線の作品。勢いよく茂った森は生命力にあふれています。
南東は五行でいえば「木」の気が強い方角です。「恋愛」や「出会い」の運気が上がると言われています。森林や、青々と茂る木の写真を飾ることで、良き“縁”や出会いの機会に恵まれるでしょう。木を育てるには水が必要ということで、「水辺の風景」を飾るのも良いとされています。
1枚目は新緑の森を抜けて走る、わたらせ渓谷鐵道の爽やかな風景。お部屋の空気を浄化させてくれそうでもあります。2枚目は京都丹後鉄道の由良川橋梁の作品。まるで海を超えて走るような、壮大なスケールの水辺の写真もオススメです。良い出会いがありますように。
「風水」をもとに鉄道写真を飾るという試み、最初は僕も半信半疑だったのですが、いろいろ調べてみると、実に面白い! 信じるか信じないかは自分次第だと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
中井精也からお知らせ
中井精也と行く!写真教室のお知らせです。
ただいま下記の日程で開催を予定している、写真教室の参加者を募集しております。
・11月29日(金)、ゆる鉄画廊写真教室(都電荒川線)
・12月21日(土)、小湊鐵道写真教室
すべての教室で中井精也が皆様へ指導をいたします。直接の質問ももちろんOK!
下記申込みフォームより参加者を募集しております!
ゆる鉄画廊写真教室では、ホワイトバランスを大胆に変更してみたり、あえて露出をハイキー(明るすぎ)・ローキー(暗すぎ)にずらしてみたり……など、情景をより際立たせるための写真表現を体験できます。
F値やシャッター速度の決め方など、初心者の方向けの説明からスタートしますが、上級者の方も楽しく勉強できる写真教室です。ぜひご検討ください。
11月29日開催、ゆる鉄画廊写真教室
開催日:2019年11月29日(金)終日
撮影場所:都電荒川線 王子&早稲田周辺を予定
定員:最大20名(最小催行人数10名)
料金:大人1万5,000円、子供7,500円(中学生以下)、1名料金・税込
<スケジュール>
10時00分 王子駅周辺へ集合、撮影指導スタート
11時30分ごろ 王子周辺で早めの昼食
12時30分ごろ 集合し、早稲田方面へ移動
14時30分ごろ 都電貸し切り電車に乗り、三ノ輪橋へ移動
16時30分ごろ 「都電カフェ」にて講評会
18時ごろ 解散
※王子〜早稲田(行き)の都電運賃はご負担ください。
※貸し切り電車(帰り)の運賃は料金に含まれます。
12月21日、小湊鐵道写真教室
開催日:2019年12月21日(土)日帰り
撮影場所:千葉県 小湊鐵道沿線を予定
料金:1名様 税込2万9,800円
特記事項:列車の待ち時間などの間に、人物撮影実習も行います。撮影モデル役として、豊岡真澄さんが終日同行します。
<スケジュール> 朝8時55分 小湊鐵道五井駅受付 → 日中は撮影実習 →夕方17時〜18時頃 解散