【世界初・世界最大15倍ズーム記念】タムロン「AF 18-270mm F3.5-6.3 Di II VC」読者モニターレポート
AF 18-270mm F3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical (IF) Macro(Model B003) |
世界初・世界最大となるタムロンの15倍ズームレンズ「AF 18-270mm F3.5-6.3 Di II VC LD Aspherical (IF) Macro」。発売を記念して行なった読者モニター企画で、15名の皆様にお使いいただきました。
ここでは、ご使用いただいた皆様から寄せられたコメントと、AF 18-270mm F3.5-6.3 DI II VCで撮影された作品を掲載します。
※お名前の五十音順で掲載しています。
■手ブレ補正“VC”の効果に驚き(阿佐美義男さん:群馬県 / 57歳)
以前から使用していたズームレンズはタムロンのAF 18-200mm F3.5-6.3 XR Di II(カメラ ニコンD70s)でした。これで旅行、航空ショー、孫の運動会、普段のスナップ写真などを撮って来ましたが、もう少し望遠側がほしいと思うことがよくありました。
そんな時タムロンブロ二カクラブの19号が届き、その中にこのレンズが載っており、欲しいとは思いましたが少し前に35mm F1.8を買ったばかりだったので諦めていました。今回たまたまこのレンズのモニターを募集しているのをデジカメWatch上で知り応募したのですが、思いがけず当選し本当に幸運でした。
手ブレ補正機能付のレンズは初めてだったので届いてすぐ、少し薄暗い部屋で望遠側にして撮影し、PC上で確認して見ましたが、その違いに驚き、感心しました。ピント合わせも広角、望遠、マクロとも速く、ストレスは感じませんでした。
最初、手ブレ補正の動作音が少し気になりましたが、写真を撮っているうちに気にならなくなりました。
近々孫の運動会があるので早速活躍させたいと思います。
■手ブレ補正は望遠域で大活躍(大谷太一さん:愛知県 / 33歳)
今回、初めて高倍率ズームレンズというものを手にしました。見た目に「結構大きいな」と思ったものの、現在使用しているニコンD300に取り付けると、大きさ・重さともにちょうど良いバランス。私は動物が大好きで動物園によく行くのですが、早速試し撮りに行きました。今までは、広角ズームレンズ又は標準ズームレンズに望遠ズームレンズの2~3本体制でしたが、このレンズだとほとんど1本で済んでしまう。強力な手ブレ補正がついているので特に望遠域は大活躍でした。高倍率、ということで描写の甘さが指摘されるかもしれませんが、私にとっては問題のないレベルです。これからは子供の撮影にも大活躍しそうな1本です。
■ファインダー像がぶれないのには驚き(小倉タカシさん:宮崎県 / 35歳)
カメラはニコンのD80を使用しています。これまでは、純正の単焦点レンズを主に仕様していました。
カメラに装着してみると、さすがにこれまでのレンズに比べて大きく重く感じます。
主に風景を撮影しているので、海や川など水辺の撮影では、被写体に寄ることができない場面が多く、270mmまでのズームができるのは便利ですね。手ブレ補正もしっかり効いている気がします。ファインダーから覗いている被写体が全然ぶれないのには驚きました。
旅行の時など、持っていけるレンズに制約のある時には、広角から望遠まで1本のレンズで幅広くカバーできるのでとても便利です。
■身軽な1本で思い出した“撮影の楽しさ”(川嶋文男さん:滋賀県 / 52歳)
撮影に出掛けるときは、F2.8の広角ズームレンズ、標準ズームレンズ、望遠ズームレンズの3本を持ち出していましたが、さすがに最近は重く感じて撮影に対して少し億劫になっていました。そんな時に以前から気になっていた高倍率ズームレンズを今回、このような形で手に入れる事ができ、本当にうれしく思っています。早速、最近持ち出す事が少なくなっていたEOS 40Dにこのレンズ付けて、撮ってきました。
気になる写りですが、予想以上に良くて、レンズ交換の手間も省けて、言う事無しの便利ズームで最高でした。手ブレ補正の効きも充分で、このレンズ1本で身軽に撮影できる事に感動している次第です。
重い荷物から解放され、気持に余裕が出たのか、今まで何回か通っていた撮影場所も新鮮な気持ちでじっくり撮影する事ができました。最近は仕事が忙しく、中々撮影に行けない状態でしたが、このレンズを手にしてからは営業車にカメラを積んで、合間にシャッターを切ったりして楽しんでいます。
ほんと、忘れかけていた撮影の楽しさを、改めて思い出させて頂いた感じです。これからはのんびりと気負う事無く写真撮影を楽しみたいと思います。
■画がレンズに吸い付いているよう(後藤佑樹さん:埼玉県 / 28歳)
レンズを箱から出した時、まず「軽さ」に驚きました。18-270mmのレンズなのである程度の重さは覚悟していたのですが、思わず声を出してしまいました。
表現力は今年からデジタル一眼レフカメラを使用している自分が使う分には申し分なく、広角から望遠までカバーしてくれて、マクロまでついているこのレンズはとても便利です。手ブレ補正もまるで画がレンズに吸い付いているように不自然なくらいに効果を発揮してくれているのを実感できます。
AFについては、モーター音は今まで使っていたほかのメーカーのレンズに比べて静かなのですが、暗いところや室内では迷いが多くなかなかあわないのが残念なところです。とても使いやすく、レンズ1本で色々と撮る事ができて、ますますこれから娘の写真が増えそうです。
■広角と望遠でファインダーの中に広がる別世界(斉藤浩司さん:東京都 / 45歳)
さすがに手にずしりとくるな、というのが、このレンズの第一印象である。15倍ズーム、かつレンズ内手ブレ補正がついているので、致し方ないところである。だが、実際にカメラに装着してみると、それほど重さは感じない。広角から望遠まで、このレンズ1本で済むのは、やはりありがたいことである。
近所の植物園に花を撮りにいった。広角側で花の全体像を撮り、そのまま望遠側に繰り出してアップを撮る。ファインダーの中に広がる別世界。これがなかなかに面白い。写りもいい。色乗りがあざやかである。花の赤い色や、葉の緑色が、きれいに写し出されていた。
ただ残念なのは、ズームリングが100mmのあたりでグッと重くなることである。ファインダーをのぞきながら回していて、あれっ、と思い、被写体への集中が途切れてしまう。これも、自重で鏡胴が伸びてしまうことへの対策なのだろうか。
100%の満足を得ることはむずかしいが、総合的に考えて、1本持っていても損はしないレンズである。
■子供を撮るのに素晴らしい“武器”(佐藤英治さん:神奈川県 / 40歳)
こんなラッキーな事もあるもんだという嬉しさと、はてどんな感想や写真を送れば良いのだ? というプレッシャーの両方を抱えて、運動会や家族旅行、飲み会などいろいろな場面をこのレンズで切り取ってみた。
まず驚いたのは手ブレ補正。今まで「明るいレンズで、シャッタースピードを稼げば、手ブレ補正なんていらないよ」なんて嘯いていたのに、あまりの性能と便利さに脱帽。それと忘れてはならないのが、広いズーム域。カメラ目線でない子供の表情が好きな自分には、手ブレ補正の手助けもあり、素晴らしい武器となりました。
現在の手持ちのレンズの中で、このレンズを使用しない理由を探すのが大変になる万能レンズ。しばらくはこれ1本で出掛けてしまいそうです。
■持ち歩きに良いズームロック(佐藤達也さん:埼玉県 / 41歳)
高倍率の割には思ったより切れが良くシャープに撮るレンズで、手ブレ補正機能は、ニコン純正VR 18-200mmのようにレンズからガシャガシャと、いかにも手ブレ補正してます的な音も無く、たしかにAFは遅めですが、ファインダーを覗いていても、あまりカクカク動く感じがしないので、自然な感じで撮影できるレンズだと思いました。
持ち歩きの時にも、ロックができるのでレンズを下に向けて持ち歩いても、伸びてくることがないのがいいです。できればどのズーミング位置でもロックできれば尚良かったですけど。
それにしても、これだけ倍率範囲が広いとホントにこのレンズ1本だけ装着して出かけることができるので、とても便利だと思います。
■望遠側でも三脚なしの撮影(佐野正幸さん:埼玉県 / 39歳)
新しくやってきたB003を装着して早速と公園に行ってきました。普段は標準ズームレンズがメインで、花のアップなどを撮ることもなかったのですが、何気にレンズを向けてみると思いのほか背景がボケた撮影ができて新鮮でした。蝶がいても適度な撮影距離が稼ぐことができ、また望遠側でもVCのおかげで三脚なしの撮影が可能でした。
運動会など広角から望遠まで利用するシーンや荷物に制限があるときには、迷わずB003を選択する事になりそうです。今後キットレンズの望遠側レンズは、出番が減りそうです。
第一印象はキットレンズに慣れている事もあり、EOS Kiss X2には少々大きくて重い気がします。画質に関しても、キットレンズと比べると少々分が悪い気もしますが、私のレベルでは全く問題ないく、むしろ撮影技術の影響の方が大きそうです。
しかし、Wキットレンズと比べるとレンズ交換いらずで望遠端側+20mm、さらにVCの威力を体感すると利用しない方がもったいない感じです。特にVCの効果ははっきり体感でき、望遠端でも安心して撮影できます。純正のISに負けず劣らず、感覚的にはVCの方が効きが良いような気もします。
ただし、標準ズームレンズと比べると、ピントが迷う回数が多い様な気がします。標準も迷わないわけではないので気になる程ではありません。
APS-C専用なのに、EF-Sレンズのリアキャップが共用できない。逆にEF-Sレンズのリアキャップが利用できるので何とかなるが惜しい。
レンズを正面から見ても、黒いのでなんとなくつまらない。せっかくの15倍ズームやVCをアピールしても良いのでは?
■屋外撮影のお供に最適なレンズ(高谷孝さん:新潟県 / 34歳)
タムロンさんのレンズは私がまだミノルタα-7を使っていた頃に愛用していた572D(70-300mm)以来です。572Dは好きなレンズでしたが結構サイズが大きく、最短撮影距離もマクロ時で約1mと「被写体にもうちょっと寄りたい!」ところでピント合わず。なことが多かった気がします。
しかし今回モニター当選させていただいた18-270mm(B003)は最短撮影距離がズーム全域で0.49mと申し分なく、しかもサイズも572Dと大差ないとは……APS-Cサイズ専用とはいえ技術の進歩に驚くばかりです。
α-7の頃は撮影に行くというと「広角、標準、望遠」と最低レンズ3本をバッグに入れて行き、レンズ交換をと思っているとシャッターチャンスを逃したり、交換中にボディに埃が入ったり……なんてこともしばしばでしたが、このレンズ(B003)であれば交換なしで1本で用事が足ります。
現在手持ちのレンズ画角をほぼ網羅しさらに手ブレ補正機能が入った、屋外撮影時に非常に心強いレンズだと感じました。
■ファインダーの画像が張り付く様は“感動もの”(長重優廣さん:鹿児島県 / 51歳)
この度は“読者モニター企画”にて私を選んで頂き誠にありがとうございます。普段は単焦点レンズの使用が主なので今回の高倍率ズームには興味がありました。
数週間使ってみてまずは感じた事はコンパクトで軽い事、手ブレ補正機能が強烈に効く事に驚きました。シャッターを半押しした途端にファインダーの画像がピタリと張り付くその様は感動ものです! カメラ内手ブレ補正とは異なり正確な構図を要求する場面ではこちらの方がやや有利ですね。
気になった点としてはズーミングする時に50~100mm付近で一度きつくなる事、それとレンズの自重で下向きにした時に勝手にレンズが伸びてしまう事です。“この勝手に伸びる現象”は高倍率ズームの欠点としてよく取り上げられているようですがこのレンズも然りでした。
最広角側でズームロック機能があるものの撮影中にカメラの液晶画面で画像チェックしたり、下を向いて花などを撮影している最中も段々とテレ側に伸びて来て撮影に集中する事は無理でした。せめて主要な各焦点距離でストッパー機能があれば各焦点距離における背景との関係を勉強するのにも最適なレンズになると思われます。この点に関してメーカーさんは撮影現場で検証したりしないのか疑問です。
画質は特筆することはなく、望遠側に重点を置いたレンズのようで開放付近からでもある程度シャープですが、広角側ではかなり絞らないと解像度は上がりません。お子様の運動会や発表会、家族旅行など、記録写真を撮るのでしたら強烈な手ブレ補正機能と軽量・コンパクトさが発揮されるレンズだと思います。
■想像以上に使い勝手の良いレンズ(星野雄飛さん:東京都 / 25歳)
私が普段、広角ズームレンズ・標準単焦点レンズ・望遠ズームレンズか望遠マクロレンズの3本を持ち歩いています。今回は、高倍率ズームレンズの購入を検討していたため、ありがたい限りでした。
レンズ交換が不要で、撮影は軽快にテンポ良く行える点についてはとても気に入っています。また、手ブレ補正のVCについては予想以上に効きが良く、キヤノンのEF 70-200mm F4 L IS USMと同等かそれ以上の効果を感じます。270mm時の撮影倍率も高いため、小さめの花でも無い限りそれなりに大きく写せ、今まで3本も持ち歩いていたのがバカらしく感じる事も。
手ブレ補正付き18-270mmの15倍ズームレンズは、自分の想像以上に使い勝手の良いレンズでした。後は、超音波モーターが搭載されれば完璧なのですが……タムロンさん、よろしくお願いします。
■とても静かでAFも素早い(森島昭夫さん:東京都 / 43歳)
今回キヤノンのカメラでは初めてタムロンを使ったのですが、以前から使用しているソニーマウントでAF 18-200mm Di IIと比較すると、とても静かでAFも素早くとても使い易いと感じました。
また、望遠側で撮った場合でもレンズ内手ブレ補正が手持ちのソニー製の本体内手ブレ補正以上に効いている感じがしました。キヤノンのカメラを買い直す(EOS 7D)つもりでいたので、今後はこのレンズを使ってメイン機として使って行きたいと思います。
■高倍率でも安定した画質(森麻樹夫さん:神奈川県 / 44歳)
高級機材+三脚にて完璧な画質を求めるよりもフットワークと機動性を生かしてより多くの撮影シーンと自由な撮影アングルを求めたいと嗜好する私にとって、このような高倍率ズームはありがたい存在です。
心配であったのが便利さと引き換えになるのであろう画質だったのですが、思いのほか安定しており安心しました。キレのある高解像度とは言えませんが開放絞りや回折ボケによる解像度のゆるみや周辺部の画質低下が少なく、手ブレ補正も初期VCよりも「効き」のインパクトが薄れたものの、高周期の揺れに対する誤作動が減ったように感じます。
気になるのは大きさです。15倍ズームと手ブレ補正機能をこの大きさに詰め込んだことに敬意を表しますが、「手軽さ」が身上のKissクラスの小型カメラにはやはり大きすぎます。今後はズーム倍率をやや落としてでも、大きさと重さがこれの2/3程度に収まるものの開発を期待します。
■マクロも楽しめる頼れる1本(森光博之さん:福岡県 / 63歳)
フィルム時代からのレンズに執着したので、交換用のレンズを持ち歩くのが少々億劫になり始めていたところです。ズーム比15倍に惹かれ応募したところ、モニター当選の通知を受け小躍りしました。
広角から望遠域、マクロまで1本で対応でき、手ブレ防止も効果的で身軽に出かけることができます。早速近隣に出かけ撮影しました。さすが高倍率のズームレンズは使い勝手がよく高倍率ゆえの不安感も消え画質にも満足です、マクロも楽しめました。
これからは外出先でレンズ交換不要の手軽なレンズ、頼れる1本となりました。
2009/10/6 00:00