特別企画

美しく自然な光の演出……「Profoto A10」の魅力を紹介

デジタルカメラマガジン「newポートレートstyle」特集より

Profoto A1

※デジタルカメラマガジン2021年8月号より再構成して掲載してます。

最新のカメラは高感度で写真が撮れるので、フラッシュが必要か分からない人も多い。

実はフラッシュの進化はめざましく、撮る人の頭にあるイメージを完全に再現するツールとして写真に欠かせなくなっている。特にプロフォトは屋外撮影でも気軽に使用できるように使い手に寄り添った進化を遂げている。

それは小型でハイスペックなフラッシュ「Profoto A10」(以下A10)に現れているだろう。A10は、一般的な今までのクリップオンの常識を変えたといっても過言ではない。光を照射する考え方を一新し、丸いラウンドベッドで美しい光をまんべんなく照射できる。

信頼性の高いワイヤレスコントロールシステムが搭載され、ワイヤレスでカメラとは別の方向から発光し、アクセントや画角全体の明るさを持ち上げるなどにも活躍する。アプリでスマートフォンと連携ができるので使い勝手が非常に良い。

発光後のチャージのリサイクルタイムは他社製と比べても非常に速く安定している。最大出力でも1.0秒と、被写体を待たせることもないし、決定的な瞬間を逃しずらい。

大げさなライトシェーピングを使わなくても単体で自然な光を演出できるので、ひとまず使ってみたいという人にはかなりうれしい後押しとなるだろう。


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EOS R6 / RF50mm F1.2 L USM / 50mm / マニュアル露出(F3.5、1/200秒) / ISO 200 / WB:5,700K(B6、G6)
セッティングの様子。花の後ろからモデルに直接 光が当たるようにA10を発光させた。左がA10オン、右がA10オフ

外の光を入れて自然光と合わせて使う方法もあるが、今回はほとんど影響しないようにして、一灯だけで作り込んだ。むずかしいセッティングはしていない。


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EOS R6 / RF50mm F1.2 L USM / 50mm / マニュアル露出(F3.2、1/200秒) / ISO 200 / WB:太陽光
A10オフ

せっかくのロケーションでも曇りだと静かでしっとりした絵になる。これでもいいが、バリエーションとして透明感や清らかさをプラスできるとメリハリがつく。

女性は特に、 髪の毛や肌、首筋などが美しく写せる方が需要が高い。A10を1灯、モデルの背後1m先から照射。ライトシェービングは、マグネット式のドームデュフューザーのみだ。


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デジタルカメラマガジン2021年8月号の特集は「newポートレートstyle」!

今回紹介したProfoto A10に加え、ポートレートで使用したい最新の機材やテクニックを72ページにわたって特集しています。ぜひ手に取ってご覧ください。

制作協力:プロフォト株式会社