交換レンズSHOW CASE
タムロン11-20mm F/2.8 Di III-A RXD
(ソニーEマウントAPS-C用)
2021年10月5日 12:00
タムロンが2021年6月に発売したAPS-Cフォーマット対応の広角ズームレンズ。画角は35mm判換算16.5-30mm相当。マウントはソニーEマウント用。本稿執筆時点での実勢価格は税込8万7,110円前後となっている。
主な仕様
名称:11-20mm F/2.8 Di III-A RXD(Model B060)
発売日:2021年6月24日
実勢価格(税込):8万7,110円前後
マウント:Eマウント
レンズ構成:10群12枚
最短撮影距離:0.15m(広角)、0.24m(望遠)
最大撮影倍率:1:4(広角)、1:7.6(望遠)
フィルター径:67mm
最大径×長さ:73×86.2mm
重量:335g
作例
掲載写真はカメラで記録したJPEG画像。レンズ補正(周辺光量補正、倍率色収差補正、歪曲収差補正)は全て「オート」にしている。
広角端で植物をメインに構図を作った。F8まで絞ったこともあるが、葉のディテールが克明に描写されていた。
自転車を逆光のシルエットで狙った。目立ったゴーストやフレアは確認できない。夕時の長い影を強調できるのも超広角ならでは。
望遠端の描写を見る。絞り開放だが看板がしっかりと描写されている。手前の草は前ボケに入れて見たが、素直なボケ方だ。
こちらは望遠端での逆光ショット。絞りを開放にすることで植物のボケを利用して立体感を出した。これもゴーストやフレアが出ておらず優秀なコーティングであることがわかった。
鉄橋の細かい構造物も見事に写し取られていた。カメラのレンズ補正を入れているので、歪曲収差も感じられない。
空のグラデーションも滑らかに写し取った。筋状の雲の感じや鉄道の架線も十分な解像力で写すことができた。
広角端で被写体に近づいたショット。このように広角レンズ特有のダイナミックな写りを楽しめる。近くにピントを合わせれば、それなりに背景もボカせる。
完全に陽が落ちてからの手持ちショット。低速シャッターだがボディ内手ブレ補正によってブレずに写し取ることができた。