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タムロン、画質とAF性能を向上したEマウント標準ズーム「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」。12.3万円
PC接続用のUSB Type-C端子を装備
2021年9月30日 12:15
株式会社タムロンは、ソニーEマウント用レンズ「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」(Model A063)を10月28日に発売する。希望小売価格は税込12万3,200円。
35mmフルサイズに対応する大口径標準ズームレンズ。2018年に発売した「28-75mm F/2.8 Di III RXD」(Model A036)の後継として、光学系の設計をゼロから見直したという。詳細発表前に実写画像やMTFを公開し、従来モデルからの性能向上をアピールしていた。なお、サイズ感と重量は従来モデルとほぼ同じ(G2:最大径75.8×全長117.6mm・重量540g、従来モデル:同73×117.8mm・550g)。
レンズ構成は15群17枚(非球面2枚、異常低分散2枚を含む)。絞り開放から従来モデルより画質を大幅に改善し、ズーム域の全体にわたって画面の隅々まで高い解像性能が得られるとしている。広角端でのワーキングディスタンスは約4.4cm。
最短撮影距離は広角端で0.18m、望遠端で0.38m。絞り羽根は9枚(開放から2段まで円形)。最小絞りはF22。フィルター径は67mm。
外観は、これからのタムロンレンズを象徴するという新デザインを採用。ズームリングとフォーカスリングのラバー形状を変更してグリップ感を高めたほか、外装をツヤのあるブラック塗装とすることで傷が付きにくくした。内部機構には金属パーツを追加し、ズームリングは剛性感やトルク感を向上するなど、よりスムーズな操作性を実現したという。
なお本レンズは、新しいレンズ用ユーティリティソフト「TAMRON Lens Utility」に対応。鏡筒の側面に備わるUSB Type-C端子とパソコンをケーブルで接続すると、各種機能のカスタマイズやファームウェアの更新が可能となる。接続用ケーブル(USB Type-A to Type-C)は、動作保証のある純正品として「TAMRON Connection Cable」(税込2,970円)を別売で用意している。
TAMRON Lens Utilityで扱える本レンズの機能は、被写体から被写体にスムーズにフォーカスを移動させる「A-Bフォーカス」、指定のピント位置に移動させる「フォーカスプリセット」、フォーカスセットボタンによる「AF/MF切り替え」、フォーカスリングの機能をボタン操作で切り替える「フォーカス/絞りリング機能切り替え」、カメラボディで割り当てた機能をフォーカスセットボタンで使える「カメラボディ機能割り当て」、MF操作時の回転方向とレスポンスの変更。
最大径×全長は75.8×117.6mm。重量は540g。花型フードが付属する(形状は従来モデルと異なる)。