ニコンD500を買うなら一緒にXQDも!
その2:連写こそ、子どものベストショットを撮る最大の武器だ!
約10コマ/秒で無限にRAW連写 その成果はいかに?
2016年6月17日 07:00
前回の記事では、XQDの速度をベンチマークというかたちで、中原一雄さんが検証しました。その結果、XQDの圧倒的な速さがおわかりいただけたかと思います。D500とXQDの親和性もバッチリの模様。
今回は動き回る子どもの撮影を通じて、D500とXQDの組み合わせの力を見てみましょう。
遊んでいる子どもほど撮りづらい被写体はない…それなら連写で撮っちゃおう!
止まってポーズをしている子どもの姿も可愛らしいものですが、遊んでいる間の自然な姿も残しておきたいものですね。ちょこちょこと動き回るので、シャッターチャンスを捉えるのに苦労しますが、とにかくたくさんシャッターを切って、ベストな表情をものにしましょう。
そこで使うのが連写機能。しかし連写し続けていると、バッファが一杯になる→カードへの書き込みが始まる→その間連写できない→撮りたいときに撮れない!……といった状態になります。
私自身、子どもの運動会で、徒競走のスタートから連写をし始めたところ、肝心のゴールで記録メディアへの書き込み待ちを余儀なくされたことがありました。最近のデジタルカメラは高画素で、しかもRAWで残そうと思うと、こうした現象に出くわしがちです。
せっかく連写機能があるのに、抑え気味で撮っていませんか?
前回の記事では、D500とXQDの組み合わせなら、RAWで書き込み待ちが起こらないことがわかりました。
そしてD500の連写速度は、高速撮影モードで約10コマ/秒と高性能。しかもAFも強力で、動く被写体に強いと評判です。
D500でXQDを使い、連写し続けることで、シャッターチャンスを逃さず、良い表情や動きを捉える確率が高まりそう……というわけで、実際に遊んでいる子どもを撮ってみました。
連写が途切れないメリットを改めて実感
さっそくD500にXQDを差し込み、撮影を始めます。AFモードはコンティニュアスAFサーボ(AF-C)、AFエリアモードはオートエリアAFに設定しました。
画質モードはRAW。D500の有効2,088万画素を損なうことなく、約10コマ/秒の連写で撮り続けます。
シャボン玉で遊ぶ子どもを撮る!
子ども自身の動きが少ないので難易度は低めです。そのぶん、子どもをうまく画面に入れるだけではなく、子どもの向いている方向を空けたり、シャボン玉が流れていく方向に広がりを出すといった構図を作ることにも意識しましょう。
子どもの動きが少ないので連写する必要がないと思われかもしれません。しかし、風の向きによってシャボン玉の方向も変わり、撮るごとにシャボン玉の量や重なり具合も変化します。子どもの良い表情と、シャボン玉の位置がベストの関係になる瞬間を狙って撮ることも可能でしょうが、ここは連写に頼ってみます。
D500の撮影制限コマ数の200コマまで、ひたすら連写しました。その間、本当に書き込み待ちで止まることなし!しかも途中で書き込みが遅くならないので、シャッターチャンスを逃す可能性はかなり低くなります。
ボール遊びをする子どもを撮る!
ボールを追いかける子どもを自分も追いかけながら撮るので、難易度は中程度です。ボールを投げたとき、キャッチしたときともに子どもの顔がわかるよう、子どもの動きに合わせて、自分もどんどんと動きながら撮りましょう。
動きが激しくなると子どもが画面からはみ出したり、どうしてもNGカットがでてきます。でも、消去する時間がもったいないのでひたすら連写。ここでも無限連写が役に立ちました。いつ連写が遅くなるか考えることがないため、撮影に集中できるメリットも。
まとめ:連写が途切れないことでシャッターチャンスに強くなる!
それにしても恐るべしD500。連写性能とAF性能が素晴らしく、動き回る子どもをしっかり捉えています。そして、それをサポートするXQDの高速性能。
連写というと、飛行機やモータースポーツといった、特殊な被写体の撮影で使うものと思われがちです。しかし今回のような、動きの予測がつかない子どもや、ペットの撮影にも有効です。
その上で、連写が途切れないXQDを使えば、撮影の成功率がぐんと高まります。D500ユーザーでしたら、ぜひXQDをお試しください。
協力:マイクロンジャパン株式会社