フォトコンテスト

第51回 キヤノンフォトコンテスト

キヤノンフォトコンテストは、1966年に始まった国内のアマチュア写真愛好家を対象にしたフォトコンテストで、本年の開催で51回目を迎えます。昨年は50回目の記念すべき開催となったため、募集部門を拡大し、「自由部門」「風景部門」「スポーツ部門」「乗り物部門」「生きもの部門」「ポートレート部門」「アンダー30部門」の7部門で作品を募集しました。第51回の今年も、昨年同様7つの部門にて募集します。

すべての応募作品を第一線で活躍するプロの写真家が審査し、各部門でゴールド賞、シルバー賞、ブロンズ賞、佳作を選出するとともに、全作品の中で最も優れた作品を「グランプリ」として表彰します。

キヤノン:第51回キヤノンフォトコンテスト|募集概要

コンテスト名

第51回キヤノンフォトコンテスト

受付期間

2017年5月1日(月)〜8月31日(木)当日消印有効

結果発表

2017年11月20日(月)。ただし、入賞者には10月中旬までに内定が通知される。

入賞作品はコンテストホームページ(11月下旬公開予定)、キヤノンフォトサークル会報誌12月号別冊「入賞作品集」にて掲載、発表。また、全国のキヤノンギャラリーにて、巡回作品展が行われる。

応募資格

日本国内に在住のアマチュアに限る。

応募規定

35mmサイズ以下の撮像素子のデジタルカメラ、 または35mmサイズ以下のフィルムカメラで撮影された未発表作品に限る。

SNSなどで過去に発表された作品は、削除済みであっても応募はできない。

応募点数

1部門10作品(組写真は5枚以内を1組とし、応募作品数は1作品と数える)まで。また、複数部門への同時応募も可能。ただし、同じ作品を複数の部門に重複して応募はできない。

応募部門

自由部門

スナップ・ドキュメンタリー・イメージクリエイト作品など

風景部門

自然風景・花など

スポーツ部門

スポーツ・モータースポーツなど

乗り物部門

鉄道・飛行機・船など

生きもの部門

動物・鳥・昆虫・水中生物など

ポートレート部門

人物・子どもなど

アンダー30部門

ジャンルは自由(応募資格:1986年5月1日以降生まれ)

賞・賞品

グランプリ

全ジャンルの応募作品のなかから、もっとも優れた作品に贈られる。
・賞金100万円
・賞牌、賞状

自由部門・風景部門

ゴールド(各1名)
・賞金30万円
・賞牌、賞状
シルバー(各2名)
・賞金10万円
・賞状
ブロンズ(各3名)
・賞金3万円
・賞状
佳作(各5名)
・賞金1万円
・賞状

スポーツ部門・乗り物部門・生きもの部門・ポートレート部門・アンダー30部門

ゴールド(各1名)
・賞金30万円
・賞牌、賞状
シルバー(各1名)
・賞金10万円
・賞状
ブロンズ(各2名)
・賞金3万円
・賞状
佳作(各3名)
・賞金1万円
・賞状

審査員

立木義浩(自由部門)

1937年、徳島県生まれ。1958年東京写真短期大学写真技術科卒業後、アドセンターに入社。1969年フリーランスとなる。女性写真の分野やスナップ・ショットで多くの作品を発表する。広告、雑誌、出版などの分野で活動し、現在に至る。1965年、第9回日本写真批評家協会新人賞、1997年、日本写真協会賞年度賞、2010年に日本写真協会賞作家賞など受賞。主な写真集に『小女』、『Tōkyōtō』、『動機なき写真』。

石橋睦美(風景部門)

1947年、千葉県生まれ。1975年ごろから東北の素朴な自然風景を撮り始め、1989年ごろから、山岳景観、ブナ林の撮影に取り組む。その後、森林を背景に成り立った日本文化の原点を探ることに興味を持ち、日本各地の森林を訪ねる。現在はテーマを「日本の原風景」と定め、撮影を行っている。主な写真集に『日本の森』『神々の杜』『歴史原風景』ほか。

水谷章人(スポーツ部門)

1940年、長野県飯田市生まれ。1965年、東京綜合写真専門学校卒業後、フリーランスとして山岳写真の撮影をはじめる。後にスキー写真の分野に移行し、ワールドカップの撮影などで活躍、やがてスポーツ写真全般を手掛ける。オリンピックや各スポーツの世界選手権の取材多数。また、若手スポーツ写真家の育成を目的とした「水谷塾」の塾長を務めている。主な写真集に『極限の形象』『白銀の閃光』など。日本スポーツプレス協会会長、日本写真家協会会員、国際スポーツプレス協会会員。

ルーク・オザワ(乗り物部門)

1959年、東京都生まれ。1973年、初めて乗ったヒコーキに感動。以来カメラ片手に羽田空港通いが始まる。30歳で脱サラし航空写真家となる。風景とヒコーキをシンクロさせた画づくりに定評があり、長年ANAをはじめ、関西空港、新千歳空港など250作を超えるカレンダーを手掛ける。2016年全国カレンダー展で文部科学大臣賞受賞。著書多数。

前川貴行(生きもの部門)

1969年、東京都生まれ。1997年、動物写真家、田中光常氏に師事。2000年、独立。全世界をフィールドに撮影を敢行。日本写真協会賞新人賞、日経ナショナルジオグラフィック写真賞グランプリ受賞。著書に『GREAT APES 森にすむ人々』『クマと旅をする』など。

横木安良夫(ポートレート部門)

1949年、千葉県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。篠山紀信氏のアシスタントを経て1975年、独立。広告、雑誌、ファッション、ドキュメンタリーと多方面で活躍。1998年より文筆も始める。写真展、写真集多数。現在、テレビ朝日『世界の街道をゆく』のスチールとムービーを担当して世界中を飛び回っている。

竹沢うるま(アンダー30部門)

1977年生まれ。同志社大学法学部法律学科卒業。在学中、アメリカに1年滞在し、モノクロの現像所でアルバイトをしながら独学で写真を学ぶ。帰国後、ダイビング雑誌のスタッフフォトグラファーとして水中撮影を専門とし、2004年よりフリーランスとなり、写真家としての活動を本格的に開始。2010年から2012年にかけて、1021日103カ国を巡る旅を敢行し、写真集「Walkabout」と対になる旅行記「The Songlines」を発表。2014年には第3回日経ナショナルジオグラフィック写真賞受賞。2015年に開催されたニューヨークでの個展は多くのメディアに取り上げられ現地で評価を受けるなど、国内外で写真集や写真展を通じて精力的に作品を発表している。近著にチベット文化圏をテーマとした写真集「Kor La」や「旅情熱帯夜」がある。

応募規定

35mmサイズ以下の撮像素子のデジタルカメラ、または、35mmサイズ以下のフィルムカメラで撮影された未発表作品。