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Thypochの小型軽量シネマレンズ「Simera-C」 ソニーE/ライカM用で
焦点距離21mm/28mm/35mm/50mm/75mm/の5モデル
2025年12月26日 16:14
株式会社焦点工房は12月26日(金)、Thypoch(タイポック)のシネマレンズ「Simera-C シリーズ」を発売した。対応マウントはソニーEとライカM。焦点距離21mm/28mm/35mm/50mm/75mm/の5モデルをラインアップ。希望小売価格は16万1,000円からで、5本セットも用意する。
35mmフルサイズセンサーに対応するMFシネマレンズ。クラシックレンズの設計思想に最先端の光学設計を融合したことで、高い解像性能と小型・軽量化を両立したという。Thypochは中国深センを本拠に2023年に誕生したブランド。
5本に共通する仕様として、非球面レンズ、EDレンズ、高屈折レンズを組み合わせた光学系を採用。独自の高精度非球面レンズ技術で、ボケ内のオニオンリングを抑制したという。また高い解像性能と色収差の抑制を実現しており、8Kクラスの映像制作にも対応するとしている。
開放絞りはT1.5。16枚羽根の絞り機構で、円形に近い滑らかなボケが得られるという。コントラストとフレアのバランスを調整したことで、“ヴィンテージライク”な描写を実現した。
フォーカスリングと絞りリングには0.8 MODギアを採用。各モデルでギアの位置を統一したことで、レンズ交換時の再調整を最小限に抑えられるとしている。
なおライカMマウント用は、Mマウントカメラの距離計には連動しない。
共通仕様
- 対応マウント:ソニーE/ライカM
- フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
- 対応フォーマット:フルフレーム(イメージサークル直径43.2mm)
- フォーカスリング回転角:210°
- 絞り:T1.5-16
- 絞り羽根:16枚
- フィルター径:62mm
- 付属品:前後キャップ
Simera-C 21mm T1.5
- 焦点距離:21mm
- レンズ構成:11群13枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚、高屈折レンズ3枚)
- 最短撮影距離:0.23m
- 外形寸法:約Φ67×79mm(ソニーE)、約Φ67×69mm(ライカM)
- 質量:約491g(ソニーE)、約472g(ライカM)
- 直販価格:13万8,000円(ソニーE)、15万1,800円(ライカM)
Simera-C 28mm T1.5
- 焦点距離:28mm
- レンズ構成:7群11枚(非球面レンズ1枚、EDレンズ1枚、高屈折レンズ3枚)
- 最短撮影距離:0.4m
- 外形寸法:約Φ67×70mm(ソニーE)、約Φ67×60mm(ライカM)
- 質量:約395g(ソニーE)、約377g(ライカM)
- 直販価格:13万8,000円(ソニーE)、15万1,800円(ライカM)
Simera-C 35mm T1.5
- 焦点距離:35mm
- レンズ構成:5群9枚(非球面レンズ1枚、高屈折レンズ3枚)
- 最短撮影距離:0.45m
- 外形寸法:約Φ67×70mm(ソニーE)、約Φ67×60mm(ライカM)
- 質量:約402g(ソニーE)、約381g(ライカM)
- 直販価格:13万8,000円(ソニーE)、15万1,800円(ライカM)
Simera-C 50mm T1.5
- 焦点距離:50mm
- レンズ構成:6群8枚(非球面レンズ1枚、EDレンズ1枚、高屈折レンズ3枚)
- 最短撮影距離:0.45m
- 外形寸法:約Φ67×70mm(ソニーE)、約Φ67×60mm(ライカM)
- 質量:約369g(ソニーE)、約353g(ライカM)
- 直販価格:13万8,000円(ソニーE)、15万1,800円(ライカM)
Simera-C 75mm T1.5
- 焦点距離:75mm
- レンズ構成:8群9枚(非球面レンズ1枚、EDレンズ2枚、高屈折レンズ2枚)
- 最短撮影距離:0.55m
- 外形寸法:約Φ72×87mm(ソニーE)、約Φ72×77mm(ライカM)
- 質量:約453g(ソニーE)、約435g(ライカM)
- 直販価格:13万8,000円(ソニーE)、15万1,800円(ライカM)
















