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Thypochブランドの交換レンズ「Simera」に21mmが追加

装着イメージ

株式会社焦点工房は、Thypochブランドの交換レンズ「Simera 21mm f/1.4 ASPH.」を10月17日(金)に発売した。ライカMマウント対応で距離計連動に対応する超広角レンズ。希望小売価格は15万3,000円。ブラックとシルバーを用意する。

ブラック
シルバー

Thypochは中国深センに拠点を置く東正光学が2023年に立ち上げたシネマレンズブランド。9月に焦点工房と国内正規代理店契約を結び、販売とサポートを担っている。

レンズ構成は、非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚、高屈折レンズ3枚を含む11群13枚。色収差やフレアを効果的に抑制した。6,000万画素クラスのイメージセンサーでも優れた解像度と立体感を発揮するという。

14枚羽根の絞り機構により、自然で滑らかな玉ボケを生成。Thypochの高精度非球面レンズ技術でボケ内のオニオンリング現象を抑制し、なめらかなボケ表現を可能にしたという。

被写界深度を可視化するVisifocus(被写界深度ビジュアルスケール)を搭載。スケール部分に開けられた穴から内側のヘリコイドに施された着色部分が見える仕組みで、撮影距離と絞り操作に合わせて合焦範囲を直感的に把握できる。

フォーカスリングの0.7m位置に軽い抵抗を設け、レンジファインダーからEVFへの切り替えが必要な距離を触覚で判断できる仕組みも採用した。

鏡筒は金属製。絞りのクリック有無を切り替えるスイッチも装備する。

撮影イメージ(提供:焦点工房)
撮影イメージ(提供:焦点工房)
撮影イメージ(提供:焦点工房)
  • 対応マウント:ライカM
  • 対応撮像画面サイズ:35mmフルサイズ
  • 焦点距離:21mm
  • レンズ構成:11群13枚(非球面レンズ2枚、EDレンズ3枚、高屈折レンズ3枚)
  • フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)※距離計連動型
  • 絞り:F1.4-F16
  • 絞り羽根:14枚
  • 最短撮影距離:0.23m
  • フィルター径:62mm
  • 外形寸法:約Φ66×70mm(マウント部・突起部除く)
  • 質量:約424g
  • 付属品:前後キャップ、レンズフード
本誌:佐藤拓