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フルサイズコンパクト「ライカQ3」にモノクロ専用モデル

UIも新しい構成に

ライカカメラ社は、モノクローム撮影専用のレンズ一体型デジタルカメラ「ライカ Q3モノクローム」を11月21日(金)に発売した。直販価格は119万9,000円。

2023年6月に発売した「ライカ Q3」をベースに、モノクロ撮影専用としたバリエーションモデル。「ライカQ2モノクローム」(2020年11月発売)に続く、Qシリーズとして2世代目のモノクロ専用モデル。

6,000万画素のモノクロームセンサーとトリプルレゾリューション技術を採用し、シャープネス、ダイナミックレンジ、階調表現に優れた画質を実現したという。

画角を維持したままRAW記録サイズを60MP/36MP/18MPから選べる「トリプルレゾリューションテクノロジー」に対応している。ISO感度は100から200000。最大8Kでの動画記録もできる。

レンズには広角単焦点「ライカ ズミルックス f1.7/28 ASPH.」を搭載。最短撮影距離17cmまでのマクロモードへの切り替えにも対応する。

外観はフルメタルボディとレンズフードをブラックペイントで仕上げた。トッププレートの「Monochrom」刻印は控えめなブラックまたはグレーで表現。赤いライカロゴを省くことで、モノクローム写真のミニマリズムを静かに強調するデザインだとしている。

ユーザーインターフェースは写真機能と動画機能を区別した構成を採用。またアイコンおよびメニュー構成を独自のカラーコンセプトに沿ったデザインとすることで、直感的な操作が可能としている。この新しい操作コンセプトは、今後ファームウェアアップデートにより「ライカQ3」および「ライカQ3 43」にも導入される予定だという。

Qシリーズでは初めてコンテンツクレデンシャル技術を搭載。コンテンツ認証イニシアチブ(CAI)に準拠したデジタル署名を画像に付与し、画像の出所や変更履歴を改ざん不可能な形で証明する。

別売アクセサリーとして、レザー外装を施したワイヤレス充電機能付きハンドグリップ、レッドフィルター、各種ストラップを同時発売する。「ライカQ3」のアクセサリーも使用可能だ。

Q3モノクローム用 ワイヤレスチャージャー対応ハンドグリップHG-DC1(直販価格:3万6,300円)
フィルター E49 レッド スリム ブラック(直販価格:2万8,600円)
キャリングストラップ 平編みレーヨン&レザーブラック(直販価格:2万6,400円)
キャリングストラップ 平編みレーヨン&レザーコニャック(直販価格:2万6,400円)
キャリングストラップ ブラックホワイト(直販価格:2万2,000円)
キャリングストラップ コニャックデニムブルー(直販価格:2万2,000円)
本誌:佐藤拓