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富士フイルム「GFX100S II」に最新ファームウェア

セキュリティ強化でアプリの接続手順が変更に

GFX100S II

富士フイルムは、中判ミラーレスカメラ「GFX100S II」の最新ファームウェア(Ver.1.20)を9月2日(火)に公開した。今回の更新では、カメラとスマートフォンアプリや外部機器とのワイヤレス通信時のセキュリティが強化される。

ファームウェア更新後は、iOS版の「FUJIFILM Camera Remote」との接続ができなくなる。iOS13以上のスマートフォンやタブレットを使用する場合は「FUJIFILM XApp」の利用が必要。また、Android版「FUJIFILM Camera Remote」を使用する場合、端末のBluetooth規格がVer.4.1以下だとカメラとのペアリングができなくなるため、Ver.4.2以降に対応した端末が必要となる。

セキュリティ強化に伴い、カメラとスマートフォンとのペアリング手順が変更される。撮影設定、動画設定、再生メニューにあった「ワイヤレス通信」項目は削除され、セットアップメニューの「操作ボタン・ダイヤル設定」から「ワイヤレス通信」に関する機能も削除される。さらに「instaxプリンター接続設定」や「instaxプリンタープリント」機能も削除される。

そのため、デジタルカメラで撮影した画像をinstax SHARE SP-1/2/3で直接プリントすることができなくなる。今後はアプリで画像を取り込んでから、スマートフォンからプリントする。

また、「ワイヤレス通信」に関わる設定メニューが削除されるため、「接続セット選択」の設定が「標準設定」にリセットされる。Frame.ioやFTPサーバーなど外部機器に接続する場合は再設定が必要となる。

本誌:佐藤拓