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高校生の激闘がスタート…「写真甲子園2024」が“写真の町”東川町で開幕

「写真甲子園2024」の開会式が、東川町農村環境改善センターで行われた

第31回全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園2024」が7月30日(火)、北海道上川郡東川町で開幕した。“写真の町”を舞台に、全国の高校写真部・サークルが写真の腕を競う。

1994年から続く、高校生を対象にした写真の全国大会。高校生らしい創造性や感受性の育成、出会い・交流の機会の創出、学校生活の充実と特別活動の振興に寄与することなどを目的とした大会でもある。3人1組でチームを組み、8枚の組み写真を作り上げていくのが同大会の特徴であり見どころだ。

本戦に参加するのは、全国11ブロックから勝ち上がってきた18チーム。5月にスタートした初戦には、歴代最多という604校がエントリー。そこから80チームが6月のブロック審査会に進出していた。

東川町長の菊地伸氏。「北海道の魅力を存分に感じながら、チームワークで、創造性あふれる素晴らしい作品を撮影していただきたい」

審査員は、野村恵子氏(代表審査委員)、中西敏貴氏、須藤絢乃氏、鵜川真由子氏、浅田政志氏、大森克己氏(ゲスト審査員)が務める(順不同)。

代表審査委員の野村恵子氏は、「今ここにいるということを楽しんで、感じてください」と選手たちを激励。これまで予選を通してオンラインでしか対面してなかった選手たちと、リアルで会えた喜びを噛み締めた。

代表審査委員の野村恵子氏。選手たちの撮る写真で「私たち見る人をキュンキュンさせてください」とメッセージを送った

競技が本格的にスタートするのは7月31日(水)からで、最初の撮影ステージは「旭岳」の予定だ。その後、計5ステージの撮影会やセレクト会議、公開審査会などの日程をこなし、8月2日(金)に優勝チームが決定する。

東川高等学校の大泉緩奈さんが、大会の開会を宣言した
選手宣誓は、徳島県立徳島科学技術高等学校の國清愛弥さん

本選大会出場校

北海道ブロック

北海道幕別清陵高等学校(初出場)

東北ブロック

宮城県白石工業高等学校(8年ぶり3回目)

北関東ブロック

茨城県立笠間高等学校(24年ぶり3回目)
群馬県立富岡実業高等学校(3年ぶり4回目)

東京ブロック

東京都立武蔵村山高等学校(初出場)
東京都立八丈高等学校(3年連続3回目)

南関東ブロック

千葉県立幕張総合高等学校(初出場)
神奈川県立逗子葉山高等学校(3年連続3回目)

北陸信越ブロック

中越高等学校(5年ぶり8回目)

東海ブロック

静岡聖光学院高等学校(2年連続2回目)
愛知県立小牧南高等学校(3年連続6回目)
愛知県立緑丘高等学校(初出場。選抜枠)

近畿ブロック

帝塚山学院高等学校(2年連続5回目)
和歌山県立神島高等学校(3年ぶり8回目)

中国ブロック

島根県立平田高等学校(初出場)
山口県立南陽工業高等学校(初出場。選抜枠)

四国ブロック

徳島県立徳島科学技術高等学校(初出場)

九州・沖縄ブロック

沖縄県立真和志高等学校(6年ぶり12回目)

本誌:宮本義朗