イベントレポート

西軽井沢の写真イベント「浅間国際フォトフェスティバル2026 PHOTO MIYOTA」が開幕

8月1日(土)より、長野県北佐久郡御代田町の複合文化施設「MMoP(モップ)」において、「浅間国際フォトフェスティバル2026 PHOTO MIYOTA」が開幕した。期間は9月27日(日)まで。

浅間国際フォトフェスティバルは、同町が2018年より開催している写真イベント。開催は今年で7回目。毎年国内外の写真家を招致し、MMoPの敷地内だけでなく、近隣施設を含めた御代田町内の複数箇所で写真展示を実施している。協賛企業は地元企業が中心だが、カメラ会社として富士フイルムイメージングシステムズ株式会社も名を連ねている。

展示会場はMMoPのほか、公民館の「エコールみよた」と「西軽井沢第二公民館」、コワーキングスペース「Gokalab」、町役場と広範囲にわたる。MMoP以外の会場は通常の施設機能を維持するため、施設内の一部を展示スペースに充てている。

今回のテーマは「After the Image(イメージのその後)」。イメージが鑑賞者に与える変化に着目し、町内の移動を伴う展示方法を活かして、展示作品だけでなく移動中の風景なども含めた視覚体験を統合しながら経験に昇華するコンセプトとなっている。今年は22組の作家による作品300点を展示中。

今回は初めての試みとして、作家が御代田町に滞在して作品制作を実施するアーティスト・イン・レジデンスを実施。作家の白井晴幸氏と森本美絵氏が参加しており、本イベントのために制作した作品を会期中に追加する予定だ。

国内外から作家を招いて開催。今年は日本のほかデンマーク、ブラジル、スイス、ベルギー、中国から作家が参加している
本イベントのキービジュアルにもなっているデンマークのヘンリエッテ・サブロー・エベセン氏による「Growing Up」
日本で活動しているスウェーデン出身作家ヨーガン・アクセルバル氏の作品「Most likely the flames will destroy themselves(火は火みずからを滅ぼすだろう)」
スイスの作家タイヨ・オノラト&ニコ・クレブスによる「Water Column」
中国のリン・チーペン氏による「Flowers and Fruits」。屋外展示も充実している
パット・マーティン「Family Album」
近隣の公民館エコールみよたのエントランスに掲示された作品。町内に暮らす0歳児と満100歳のお年寄りを撮影した栗田萌瑛+ミヨタデザイン部による「0-100 MIYOTA YEARS」
白井晴幸氏が御代田町に滞在して制作した作品「Panorama」。スリットカメラによりフィルムの巻き取り動作によって時間を記録した
物販コーナーは屋外にも設置している

浅間国際フォトフェスティバル実行委員長で御代田町長の小園拓志氏は本イベントについて、開催ごとに来場者が増えていると報告。2025年は3万3,585人を記録したという。「写真を五感で感じる体験、自然豊かな環境でアートフォトの世界に浸ることのできる価値が認められてきていることを実感している」と話した。

またこの場では御代田町の取り組みとして、7月28日に発生した令和8年熊本地震への被災地支援に、同町が擁する災害用トイレカーおよび給水車の派遣を行なった旨についても報告している。

小園拓志氏
御代田駅前にも本イベントのキービジュアルを掲示している(提供:浅間国際フォトフェスティバル2026 PHOTO MIYOTA実行委員会)

なおメイン会場となるMMoPでは会期中、作品展示のほかナイトミュージアムやワークショップなど各種イベントも予定している。

最寄りの御代田駅は北陸新幹線が停車するJR軽井沢駅から、しなの鉄道に乗り換えて3駅、20分ほどで到着する。地域的には西軽井沢に属しており、北に浅間山、東に妙義山を臨む。軽井沢に近い場所柄、宿はそれなりにあるが夏場は少々お高めなので、滞在を考えている場合は注意したい。また、本イベントのサテライト会場になっている西軽井沢第二公民館とGokalabは駅からもMMoPからも遠いので、拠点の所在地によってはレンタカーやタクシーの手配も必要になる。

イベント名

浅間国際フォトフェスティバル2026 PHOTO MIYOTA

会場

MMoP(長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1794-1)

開催期間

2026年8月1日(土)~9月27日(日)

開催時間

10時00分~17時00分(最終入場は16時30分まで)

定休日

火曜日(8月11日・9月22日は臨時営業)

入場料

一部有料

関根慎一