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「写真甲子園2024」は宮城県白石工業高等学校が初優勝

優勝した宮城県白石工業高等学校のメンバー。左から監督の八嶋圭吾先生、三條颯太さん、菅野琉星さん、齋秀哉さん

北海道上川郡東川町で開催していた「写真甲子園2024」(第31回全国高等学校写真選手権大会)が、8月2日(金)に閉幕。東北ブロック代表の宮城県白石工業高等学校が栄冠に輝いた。

競技3日目(大会4日目)となる8月2日(金)は、大会の運営本部を構える東川町で最後の撮影会が行われた。選手たちを乗せて撮影ステージ内を巡回するバスの始発は6時40分。しかしこの日の撮影開始時間は自由となっていたため、ほとんどのチームはバスが走り出す前の早朝から撮影にのぞんでいた。

東川町での撮影会
最後のメディア提出

最後の撮影会を終えた後は、セレクト会議を経てファイナル公開審査会を実施。これが今大会最後の作品提出。チームの3人全員で審査員の前に立ち、作品にかける思いを発表する。

ファイナル公開審査会

表彰式は夕方にスタート。栄えある優勝は宮城県白石工業高等学校に決定した。

代表審査員の野村恵子氏は「ここに来れただけでもすごいことだし、奇跡だし、誇りに思ってください」と戦いを終えた選手たちを激励した。

代表審査員の野村恵子氏

優勝チームのコメント

齋秀哉さん(キャプテン):この4日間つらいこともありましたが、北海道の地に来て、そのつらいことも飛ぶくらい素晴らしい人たちとの出会いがあって、優勝できたことが本当にうれしいです。

菅野琉星さん:人との出会いを大切にして、いろんな方と接することが大切だと思いました。笑顔で撮影していると自分も楽しくなって、撮影をもっとしたくなる気持ちになりました。

三條颯太さん:(喜びを誰に伝えたい?)八嶋先生や両親、これまで一緒に頑張ってきた部員、北海道の人たちにもうれしさを伝えたいです。ありがとうございました。

優勝旗を受け取った宮城県白石工業高等学校のメンバー
ファイナルステージの宮城県白石工業高等学校の作品

最終結果

優勝

・宮城県白石工業高等学校

準優勝

・沖縄県立真和志高等学校

優秀賞

・東川町長賞:和歌山県立神島高等学校
・美瑛町長賞:茨城県立笠間高等学校
・上富良野町長賞:東京都立武蔵村山高等学校
・東神楽町長賞:愛知県立緑丘高等学校
・旭川市長賞:東京都立八丈高等学校

キヤノンスピリット賞

※高校生らしく既存概念にとらわれない斬新な取り組みに対し贈られる賞。
・遠藤颯太さん(東京都立武蔵村山高等学校)

本誌:宮本義朗