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「写真甲子園2024」最初の撮影会は旭岳ハイキングルート…高低差あるハードなコースに

旭岳ハイキングルートにて

「写真甲子園2024」で7月31日(水)、競技1日目(大会2日目)となる撮影会が行われた。午前と午後で計2ステージの撮影と、8月1日(木)に行われるファースト公開審査会に向けてのセレクト会議をこなした。

作品テーマは「またたき」。選手たちは午前に旭岳、午後に美瑛町・市街地周辺エリアでこのテーマに沿った写真を撮影した。撮影時間は各ステージおおよそ2時間ほどだ。

今大会最初の撮影の舞台となったのは旭岳ハイキングルート。旭岳ロープウェイで標高2,000m以上の地点まで登り、時折霧雨も降る中、懸命にファインダーをのぞいた。ルート上は高低差も大きく、また滑りやすい岩場もあったりと体力面でもハードな撮影ステージとなったが、高校生たちの足取りは軽かった。

旭岳ロープウェイに乗り込む一行

自然風景がメインの午前から、午後は一転して住宅が立ち並ぶステージ。地域住民に積極的に声をかけ、撮影交渉に挑む選手も多くみられた。3人で行動を共にしたり、各自がばらばらに行動したりなど、チームによって取る作戦はさまざま。

美瑛町で地域住民を撮影する選手たち

撮影地から帰ってきたら、小休止を挟みすぐに制限時間2時間のセレクト会議がスタート。翌日の公開審査会に提出する8枚の組写真を構成していく。モニターやプリントを見ながら、選手が意見を出し合う。途中、顧問の先生からアドバイスを受けられる20分間のテクニカルタイムも設けられている。

セレクト会議の様子

競技2日目(大会3日目)となる8月1日(木)は、午前中にファースト公開審査会が行われる。午後からはいよいよ大会の後半戦で、2つの撮影ステージが用意されている。閉会式と優勝校決定は8月2日(金)。

本誌:宮本義朗