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撮り逃した子どもの表情・シーンは? キヤノンが調査

「PowerShot PICK」で撮影した写真展も開催中

キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、11月20日の家族の日に向けて「子どもと家族の写真に関する調査」を実施した。

「家族が全員一緒に写っているシーン」「ふと見せる子供の表情」など、日常を映した家族写真や子供の成長記録は、育児中こそ撮影したい瞬間に溢れているものの、手が空かずに中々撮影できないという課題がある。

そこで、どのような撮影ニーズや撮影できなかった後悔が実態としてあるのかを明らかにするために、「子どもと家族の写真に関する調査」を実施した。

調査期間は、10月19日・20日。全国の6歳以上19歳未満の末子を持つ親(20~69歳・男女)を対象に実施。サンプル数は550。

同調査において、子供の写真を「撮り逃した」と思う瞬間があったかと問うと、70.0%が「ある」と回答。

具体的に、どのような表情を「撮っておけばよかった」と思ったかについて、9種の表情(笑顔、泣き顔、怒り顔、寝顔/あくび顔、真顔、変顔、困り顔、落ち込み顔、驚き顔)で確認したところ、「寝顔/あくび顔」が25.2%で最も多い結果となった。

2位は「驚き顔」で19.4%、3位は「困り顔」で13.4%と、いずれも子供がふとした瞬間に見せる表情がランクインしている。

その他、どのような表情を撮っておけばよかったかを問うと、「何かに真剣に取り組んでいる時の顔」「照れている顔」「ばっちりキメている顔」など、子供ならではの表情が回答に挙がっている。

また、9つの表情の写真を実際に手元に持っているかという問いでは、「笑顔」の写真の保有率が全体の90.2%と高い割合を記録。一方で、「怒り顔」は24.0%、「驚き顔」は21.6%と、「笑顔」の写真の保有率の1/3以下、約2割という結果になった。

なお、「驚き顔」については写真の保有率が低く、撮っておけばよかったと感じる表情になるという。

子育て中のどのような「シーン」や「状況」を撮っておけばよかったと思うかを、9種(兄弟げんか、お昼寝、一人で遊んでいるところ、友達・兄弟と遊んでいるところ、親子で遊んでいるところ、家事/料理中、食事中、お出かけ中、運動中)で問うと、「家事/料理中」が18.0%で1位となった。

2位は「兄弟げんか」で13.6%、3位は「親子で遊んでいるところ」で12.2%となっている。

その他、どのようなシーン・状況を撮っておけばよかったかを問うと、「転んでしまった瞬間」「初めて何かが出来た瞬間」「日常の何気ない瞬間」など、撮影をすることが難しい、成長の一瞬一瞬が回答に挙がっている。

同様に、9つのシーン・状況の写真を実際に持っているかという問いでは、前項の質問で1位となった「家事/料理中」の写真の保有率は34.0%だった。「兄弟げんか」については、7.4%と全体で最も低い数値となっている。

写真館で家族写真を撮ったことがあるかという問いでは、71.2%が「ある」と回答。一方で、写真館以外で家族の写真を日常的に撮っているかという質問では、「日常的に撮っている」と回答した人はわずか14.4%だった。

また、調査結果に基づいた写真展「先輩パパ・ママが大後悔!みんなの撮っときゃよかった展」を、11月14日から11月20日まで、道玄坂ハッピーボード(東京・渋谷:東急線渋谷駅/B1F/A0・A1出口方面コンコース)にて開催する。

同展では、撮れていなかったと後悔しているシーンをランキング形式で展示。展示する写真は、日常シーンを両親の代わりに撮影してくれる自動撮影カメラ「PowerShot PICK」で撮影したものとなる。

PowerShot PICKは、担当者の子育て中に、自然な写真が少なかったことや、みんなで写った写真が少なかったという課題を解決したいという気持ちから生まれた商品。自動で被写体の認識や追尾、構図の調整を行い、静止画・動画を撮影することができるのが特徴。

なお、写真には子育てに奮闘する両親の「心の声」を添えて展示するという。

「みんなの撮っときゃよかった展」を東京・渋谷で開催(画像はイメージ)
PowerShot PICK
飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。