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ソニー、20mm相当の単焦点になった「VLOGCAM ZV-1F」。8.3万円

USB Type-C採用 ZV-1との外観比較あり

ソニーは、コンパクトカメラ「VLOGCAM ZV-1F」を10月28日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税込8万3,000円前後。本体カラーはブラックとホワイトの2色。10月12日に同社Webサイトにて予告していた製品。

1型の積層型CMOSセンサー(有効約2,010万画素)と35mm判換算20mm相当F2の単焦点レンズを備えるコンパクトカメラ。従来モデル「ZV-1」よりさらにエントリー向けの機種として、これからVlog(VideoBlog)を始めたい人や、「とにかく簡単に、映える&写真が撮りたい」人に向けて訴求する。なお、「ZV-1」は35mm判換算24-70mm相当のズームレンズを備えていた。

主な撮影機能は「ZV-1」を継承しており、美肌効果、顔優先AF、背景ボケ切り替え、商品レビュー用設定を引き続き利用できる。動画記録は4K(3,840x2,160)30pや、FHD(1,920x1,080)60pなどに対応。スロー&クイックモーションの撮影も可能としている。映像の仕上がりを調整する「クリエイティブルック」を搭載。幅広いダイナミックレンジでの撮影を可能とするHLG、S-Log3、S-Log2にも対応している。

ZV-1F(左)、ZV-1(右)

AFはコントラストAF方式を採用。画像エンジンはBIONZ Xを搭載している。なお、ZV-1は位相差AF方式/コントラストAF方式を採用していた。

バリアングル式のタッチ操作対応モニターを搭載。撮影画面には操作アイコンが並んでおり、ズームや録画開始なども画面上のタッチ操作で行える。また、画面下から上へのスワイプ操作で、使用頻度の高い撮影メニューの呼び出しが可能。従来機同様、撮り逃しを防ぐように撮影中は背面モニターに赤枠が表示される。

マイクは、指向性3カプセルマイクを内蔵。前方の音声をしっかり捉えるという。ウインドスクリーンを同梱しており屋外でもクリアな音声を録音できるとしている。

全画素超解像ズームとデジタルズームに対応。全画素超解像ズームは、静止画時は約2倍/約2.8倍/約4倍、動画撮影時は4Kが約1.5倍、HDは約2倍。デジタルズームは、静止画時で約4倍/約5.6倍/約8倍、動画撮影時は約4倍。

バッテリーはNP-BX1を採用。連続動画撮影時間は約90分、静止画の撮影可能枚数は約360枚。USB Type-C端子からの充電・給電に対応する。

内蔵ストロボやEVFは非搭載。アクセサリーシューは電子接点を持たないため、外付けストロボなどとの連動は非対応。「ECM-G1」(別売)などの外部マイクを使用する際は、カメラ側面のマイクジャックにケーブル接続する必要がある。

入出力端子は3.5mmステレオミニジャック端子、USB Type-C、マイクロHDMI

本体外寸は、105.5×60×46.4mm。重量は約229g(本体のみ)、約256g(バッテリー・メモリーカード含む)。

本誌:佐藤拓