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ソニー VLOGCAM ZV-1F

20mm相当の広角単焦点・ZV-1より38gの軽量 “より広く・軽く”

ソニーが10月28日に発売を予定しているコンパクトカメラ「VLOGCAM ZV-1F」。Vlogをこれから始めたい人や、簡単に映える写真や映像が撮りたい人に向けたモデルだという。本稿では、従来モデル「ZV-1」との比較画像を交えながら、外観写真をお届けしたい。

本体カラーはブラックとホワイトの2色をラインアップ。いずれも店頭予想価格(税込)は8万3,000円前後。

同社が展開するVLOGCAMでは、APS-Cセンサーを搭載したレンズ交換式の「ZV-E10」をはじめ、1型センサーに35mm判換算で24-70mmのズームレンズを搭載する「ZV-1」が発売済み。今回そのラインアップに追加されたのが、1型センサー・広角単焦点レンズを搭載した「ZV-1F」だ。

ZV-1Fは、VLOGCAMシリーズの中でも特に“使いやすさ”にこだわったエントリーモデルに位置づけられており、これからVlogを始めたい人や、「とにかく簡単に、映える映像&写真が撮りたい」人に向けて訴求している。

本機の大きな特徴として、35判換算20mm相当のF2.0レンズを新たに採用した。レンズの左上には録画ランプを搭載している。

背面は従来機同様にタッチ式のバリアングルモニターを採用。撮影画面や設定画面は、アイコンが並ぶUIになっており、初めて使う人も使いやすいように設計しているという。

画面には各種アイコンが並ぶ
録画開始やデジタルズームもタッチパネルから設定可能
下からスワイプすると設定画面が表示される

上面には指向性3カプセルマイクを内蔵。またアクセサリーシューを使って固定するウインドスクリーンも付属する。アクセサリーシューはシンクロ接点やMIシューの通信端子も持たないため、外付けストロボなどとの連動は非対応。「ECM-G1」(別売)などの外部マイクを使用する際は、カメラ側面のマイクジャックにケーブル接続する必要がある。

別売のシューティンググリップ「GP-VPT2BT」も対応。搭載レンズを20mm相当としたことで、自分撮りの際にはそこまで腕を伸ばすことなく撮影できるだろう。

専用アプリ「Imaging Edge Mobile Plus」を使用することで、スマートフォンやタブレットに動画を転送できるほか、リモート撮影・本体設定などに対応する。

カメラ本体には、お気に入りのシーンやクリップにマーキングできるショットマーク機能を搭載。ショットマークを中心に15秒、30秒、60秒のみを切り出してスマートフォンに転送ができ、短い動画などは加工することなくSNSなどに投稿できるのを特徴としている。

また同社グループでは2050年までに環境負荷ゼロを目指す環境計画「Road to Zero」を策定しており、同機本体にも環境配慮型プラスチックSORPLAS(ソープラス)を始めとした再生材を使用。また同梱する新開発のウインドスクリーンには、ペットボトルをリサイクルして作られた再生繊維を使用しているという。

従来機「ZV-1」との比較

従来機のZV-1も新製品と同サイズのセンサーを搭載するコンパクトカメラ。外寸・重量(バッテリー、メディア込み)は、ZV-1が105.4×60.0×44.0mm・294g、ZV-1Fは105.5×60×46.4mm・約256g。両機を比較すると、ZV-1Fは奥行が2.4mmほど大きくなっているが、重量は38gほど軽量となっている。

ZV-1F(左)、ZV-1(右)

またボタン配置もほぼ同等な為、ZV-1を使用していたユーザーなら操作に困ることなく使用できるだろう。

ZV-1(左)、ZV-1F(右)
ZV-1(左)、ZV-1F(右)

マイク部分は外観上のデザインが異なるものの、ZV-1と同等の指向性3カプセルマイクを搭載している。

ZV-1(左)、ZV-1F(右)
ZV-1で「MODE」ボタンだった部分が「静止画/動画/S&Q」ボタンとなっている
本誌:佐藤拓