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コシナ、オールドニッコール風のZマウントAPS-Cレンズ「NOKTON D35mm F1.2」
“ニコンとのライセンス契約で開発・製造”
2022年2月15日 16:17
コシナは、フォクトレンダーブランドの「NOKTON D35mm F1.2」を2022年3月に発売する。ニコンZマウント用を採用するAPS-Cレンズ。希望小売価格は税込9万1,300円。
フォクトレンダーブランドで初となるニコンZマウント用の交換レンズ。マウント形状およびカメラとの通信について、ニコンとのライセンス契約の下で開発・製造しているという。APS-C(ニコンDX)フォーマット用で、画角は35mm判換算53mm相当となる。
鏡筒デザインは、フォクトレンダーの一眼レフカメラ用レンズ“SL”シリーズと共通のイメージ。「ニコン Z fc」とのバランスを意識したサイズ感とし、絞りリングをレンズ先端からマウントの根元部分に移動させている。
光学系は富士フイルムXマウント用の「NOKTON 35mm F1.2 X-mount」(2021年9月発売)をベースに、ニコンZマウント用に最適化した。
電子接点を搭載し、Exif情報、対応カメラでのボディ内手ブレ補正(3軸)、3種類のMFアシスト(フォーカスポイント枠色変化、ピーキング、拡大ボタンによる拡大)が使えるとしている。なお、ニコンZの一部機種でフォーカスポイント枠色変化を利用するには、最新ファームウェアへのバージョンアップが必要だという。
製品名の“D”は、APS-Cフォーマット用であることを示す。APS-Cフォーマットは面積比で35mmフルサイズの約半分であることから、Demi(半分の意味)のDを取ったという。
レンズ構成は6群8枚。絞り羽根は12枚(絞りリングは1/3ステップ)。最短撮影距離は0.3m。最小絞りはF16。フィルター径は46mm。
最大径×全長は65.8×41.0mm。重量は230g。ねじ込み式の専用レンズフードが付属する。