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【CP+2022】コシナ、ニコンZ用レンズ「アポランター」2本を参考出品

富士フイルムX用の新レンズなども

CP+主催「これをお見せするはずでした!新製品トーク駅伝」配信より

コシナは2月23日のCP+2022オンライン配信において、会場イベントで参考展示予定だった交換レンズなどをお披露目した。それぞれの詳細は同社Webサイトで24日に公開するという。

以下の製品はいずれも価格および発売時期は未定。

APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical(ニコンZマウント用)

アポクロマート設計によって軸上色収差を極力ゼロに近づけ、“フォクトレンダー最高性能の標準レンズ”とアピールする交換レンズ。ソニーEマウント用とライカMマウント互換のVMマウントが発売済みで、新たにニコンZマウント用を追加する。

APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical(ニコンZマウント用)

アポランターシリーズの1本として、“フォクトレンダー最高性能の準広角レンズ”を謳う製品。近日発売予定としている。こちらもソニーEマウント用とVMマウントが発売済み。対応カメラと通信を行う電子接点を搭載している。

鏡筒はニコンZ用の新規デザイン。色とりどりの被写界深度スケールが特徴的
APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical(右)とのサイズ比較

NOKTON D23mm F1.2 Aspherical(ニコンZマウント用)

ニコン Z fcとのマッチングを意識したAPS-C用レンズ。35mm判換算35mm相当の画角が得られる。電子接点を搭載し、カメラ側のフォーカスアシスト機能などを利用可能。

発表済みの「NOKTON D35mm F1.2」は、標準レンズで好まれるという絞り開放での柔らかい描写を特徴としているが、こちらは非球面レンズや異常部分分散ガラスも使用し、絞り開放での解像性能を高めているという。これにより線が細い描写が得られるとしている。

絞りリングをマウント側に配置
発表済みの「NOKTON D35mm F1.2」(右)とサイズ比較

NOKTON 23mm F1.2 Aspherical(富士フイルムXマウント用)

基本的な光学系や光学性能は、上のニコンZマウント用と同様だという製品。スタイリングは大きく異なり、絞りリングをレンズ先端部に配置している。“レンジファインダースタイル”のX-Proシリーズに合うとしている。

同スペックのZマウント用(右)との比較

VM-E Close Focus Adapter II(マウントアダプター)

ライカMマウント互換のVMマウントレンズをソニーEマウントカメラに装着するマウントアダプター。2021年に生産終了していた近接対応のモデルがII型になる。

近接用ヘリコイドの繰り出し幅を従来の4.0mmから4.3mmに拡大したほか、内部構造の見直しなどで重量を従来より50gほど軽量化。外観も、ローレットをダイヤパターンに変更するなどの違いがある。

HELIAR 40mm F2.8 Aspherical VMを装着
アダプター自体に近接用ヘリコイドが組み込まれている

視聴方法

CP+2022のWebサイトでログイン後、トップページから「プログラム」→「2/23(水)」を選択。「これをお見せするはずでした!新製品トーク駅伝」→「視聴する」をクリックする。詳しくは下記記事を参照いただきたい。

本誌:鈴木誠