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コシナ、コンパクトな中望遠レンズ「APO-SKOPAR 90mm F2.8 SL II S」。ニコンFマウント用

同シリーズ“40mm F2”と同じサイズ感

シルバーリム

株式会社コシナは、フォクトレンダーの交換レンズ「APO-SKOPAR 90mm F2.8 SL II S」を11月に発売する。希望小売価格は税込7万4,800円。「シルバーリム」と「ブラックリム」の2色を用意する。別売レンズフード「LH-90 II S」は税込5,500円。

ブラックリム

ニコンFマウント用のMF交換レンズ。35mmフルサイズに対応する。発売済みの「NOKTON 58mm F1.4 SL II S」「ULTRON 40mm F2 Aspherical SL II S」「COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL II S」に続く4本目のSL II Sシリーズとして、Aiカプラーも備えたCPU内蔵ニコンAi-S互換レンズとなっている。これにより、Aiカプラーに対応するフィルム一眼レフから、最新のFマウントデジタルカメラまで幅広く使える点が特徴になっている。

本レンズは、7群7枚構成のうち5枚に異常部分分散ガラスを使用し、軸上色収差を限りなくゼロに近づけるアポクロマート設計としている。全体繰り出しの構造によりコンパクトなサイズを実現したという。サイズ感と重量はULTRON 40mm F2 Aspherical SL II Sとほぼ同等だという。

なおレンズ設計は、同時発表のVMマウントレンズ「APO-SKOPAR 90mm F2.8 VM」と共通としている。

最短撮影距離は0.9m。絞り羽根は9枚。最小絞りはF22。

最大径×全長は66.3×41.0mm。重量は260g。フィルター径は52mm。

別売のねじ込み式レンズフード「LH-90 II S」

実機の外観写真

ニコンDfにシルバーリムを装着。

至近まで繰り出したところ
別売のレンズフード「LH-90 II S」を装着
共通の光学設計を採用するVMマウント版(右)もラインナップ
本誌:鈴木誠