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フォクトレンダー、ニコンZ用APS-C標準マクロ「MACRO APO-ULTRON D35mm F2」

株式会社コシナは、フォクトレンダーの交換レンズ「MACRO APO-ULTRON D35mm F2」を10月に発売する。希望小売価格は税込10万7,800円。

APS-Cサイズ(ニコンDXフォーマット)に対応するニコンZマウント用レンズ。画角は35mm判換算52.5mm相当。最大撮影倍率1:2のスペックを持つ、大口径かつコンパクトな標準マクロレンズとしている。

描写の特徴は、アポクロマート設計による色滲みのない自然な発色。特にピント面の前後に色づきがない点をアピールしている。前4群6枚を動かすフロントフォーカス方式で、全体繰り出しより伸長を短く抑えつつ、AFレンズでは駆動が困難なレンズ群を動かすことにより撮影距離全域にわたって安定した画質を確保しているという。

ニコンZカメラのイメージセンサーに最適化した光学設計とし、電子接点によるカメラとの通信にも対応。ニコンとのライセンス契約の下で開発・製造されている。対応ボディと最新ファームウェアの組み合わせにより、Exif情報の付与、ボディ内手ブレ補正(3軸)の利用、ピント合わせのサポート機能を使える。

レンズ構成は6群9枚。最短撮影距離は0.163m。絞り羽根は10枚。ワーキングディスタンスはフード装着時で0.06m(レンズ先端から0.08m)。

最大径×全長は67.6×56.7mm。重量は290g。フィルター径は52mm。専用のねじ込み式フードが付属する。

本誌:鈴木誠