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富士フイルム、GFX用の沈胴式標準ズーム「GF35-70mmF4.5-5.6 WR」。14.6万円
GFズームレンズで最軽量の390g
2021年9月2日 23:03
富士フイルムは、GFXシリーズ用の交換レンズ「フジノンレンズGF35-70mmF4.5-5.6 WR」を11月に発売する。希望小売価格は14万6,300円(税込)。
大型センサー(43.8×32.9mm)を採用した同社GFXシリーズ用のズームレンズ。焦点距離は35mm-70mmで、35mm判換算28-55mm相当の画角が得られる。
GFレンズシリーズ初となる沈胴機構を採用し、収納時に全長73.9mmとなるコンパクトサイズを実現(最大径は84.9mm)。質量も約390gと、GFシリーズズームレンズ中で最小・最軽量仕様となっている。
開放絞り値はF4.5〜F5.6と焦点距離に応じて変化するタイプとなっているが、焦点距離の近い開放絞り値がF4通しのズームレンズ「GF32-64mmF4 R LM WR」よりも大幅にコンパクト化されている(最大径92.6×広角端時116mm・望遠端時145.5mm、質量約875g)。全長だけで言えば71.0mmの「GF63mmF2.8 R WR」(質量は約405g)がイメージとしては近い仕様ということになる。
レンズ構成は非球面レンズ1枚とEDレンズ2枚を含む9群11枚。広角端では、レンズ前約25cmまで被写体に近接可能。質量・サイズと画質のベストバランスを追求した光学設計だとしている。
また、GFX100SやGFX50S IIと組み合わせた際に総質量1,300gを切るハンドリングの良さをいかしつつ、背景を大きく取り入れたダイナミックな広角撮影や、標準側の画角をいかした自然な遠近感による描写といった多彩な表現が楽しめるとしている。
AF駆動系はステッピングモーターを採用。インナーフォーカス方式のAF制御とともに最短で約0.13秒の駆動速度を実現しているという(GFX100Sと組み合わせた場合)。
鏡筒は「WR」を冠しているとおり、防塵・防滴・-10度の耐低温構造を採用している。シーリングは9カ所に施しているという。フードは花形デザインを採用している。
主な仕様
レンズ構成
9群11枚(非球面レンズ1枚、EDレンズ2枚を含む)
焦点距離
35-70mm(35mm判換算:28-55mm相当)
絞り羽根
9枚(円形絞り)
最小絞り
F32
最短撮影距離
35cm
最大撮影倍率
0.28倍(望遠端)
フィルター径
62mm
最大径×全長
84.9×73.9mm(沈胴時)
質量
約390g