ニュース

【速報】「PENTAX K-3 Mark III」の実機が初公開

外観写真を掲載 単写・連写のシャッター音も確認

リコーイメージングは、一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」を2021年2月末の発売を目指して開発している。このたび、関係者向けの内覧会で動作機を手にとる機会を得たので、外観写真を中心にお届けする。なお、今回実見した機種は最終版ではないとのことで、製品版と異なる可能性があることをご承知おきいただきたい。

12月23日11時30分追記:記事初出時に「2021年2月末に発売する」と記載していましたが、現時点では発売日が確定していないとの連絡を受けたため、表現を改めました。

「後継機」の枠をこえた完成度

本機は、2015年に発売された「PENTAX K-3 II」の後継機として、同社APS-Cフォーマットカメラのフラッグシップと位置づけられたモデル。しかし同社は、後継機という枠を超えたレベルの進化を実現したとしており、主な進化ポイントとして「ファインダー」「操作性」「画質」「速写性」の4点を掲げている。

本機の外形寸法は134.5×103.5×73.5mm。重量は約820g(バッテリー、SDカード含む)。従来機のPENTAX K-3 IIは131.5×102.5×77.5mm、重量約785g(バッテリー、SDカード含む)で、比較すると本機の方が幅が3mm大きく、高さが1mm小さく、厚さが4mm小さくなった。重量は35gほど重くなっている。

メニュー画面
左側面には、USB端子(USB Type-C)、HDMI端子(タイプD)、マイク端子、ヘッドホン端子がある。
右側面の記録メディアスロットはSDカードに対応。デュアルスロット仕様となっており、スロット1はUHS-IIに対応している。
底面。バッテリーグリップ用の端子がある。三脚穴を光軸上にレイアウト。
バッテリーはPENTAX K-3 IIと同じくD-LI90Pを使用する。
天面。K-1やKPで搭載している機能ダイヤルと設定ダイヤルからなるスマートファンクションは、抜本的な見直しが図られている。

進化ポイント1「ファインダー」

1つ目の進化ポイントとして挙げられたファインダー。新開発したというガラスペンタプリズムを採用し、ファインダー倍率1.05倍を実現したとしている。そのファインダー像の大きさについてはK-1同等クラスとするほどだ。

従来機のPENTAX K-3 IIでは見口枠と背面モニターの面がほぼ同じであった。本カメラでは約3.3mm手前にせり出しており、撮影中に背面モニターに鼻がつきにくく、自然に覗き込めるように配慮した設計だとしている。

ファインダー窓の下には、PENTAXとして初めてとなるアイセンサーを搭載。

進化ポイント2「操作系」

2点目の進化ポイントとなった「操作系」。背面にはジョイスティックタイプのAFポイントセレクターが搭載された。操作性と指がかりの良さに配慮し、中央部と周辺部で突起の形状を変えているのだという。

新たにジョイスティックが搭載された。これにより十字キーをショートカット専用にできる。

グリップ部も従来機から形状が変わっている。握りやすさを追求して、特に中指の部分にこだわった形状にしていったとしており、人差し指の動作と干渉することがないかなど、検討を重ねていったという。

グリップの感触が非常によく、実際の重量よりもカメラが軽く感じられるようなフィット感を得られた。
3.2型の背面モニター(約162万ドット)は、タッチ式となっている。
モードダイヤル

進化ポイント3「画質」

3点目の進化ポイントは「画質」。有効約2,573万画素のCMOSセンサーを搭載。従来機と同様に光学ローパスフィルターレス構造を採用している(モアレ低減用のローパスセレクターを搭載)。

取材時はまだ実写に関する言及はなかった。

進化ポイント4「速写性」

4点目は「速写性」。新開発のシャッター機構により。約12コマ/秒の速写性能を実現しているという。最高速度は1/8,000秒で、低速側は30秒。バルブにも対応。シンクロ速度は1/200秒。

単写及び連写のシャッター音を撮影した。単写は中速、低速、高速の順で確かめた。

手持ち撮影でのサイズ感を確認

バッテリーグリップ装着例

装着レンズは「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」
バッテリーグリップには2本目のバッテリーと予備のSDカードが入る。
HD PENTAX-D FA★85mmF1.4ED SDM AWを装着。
縦位置撮影時

UI

ライブビュー画面
動画モード

メニュー画面

撮影メニュー
再生メニュー
カスタマイズメニュー
メンテナンスメニュー

本誌:宮本義朗