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キヤノン、協調ISに対応した中望遠ハーフマクロ「RF85mm F2 MACRO IS STM」
ショートバックフォーカスを活かした小型化 約8万円
2020年7月9日 21:43
キヤノン株式会社は7月9日、RFマウントに対応する交換レンズ「RF85mm F2 MACRO IS STM」を発表した。発売は10月下旬の見込みで価格はオープン。同社公式オンラインショップでの販売価格は税別7万5,000円。
本レンズは「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」に次ぐ第2弾のハーフマクロレンズ。最大撮影倍率は0.5倍で開放F値はF2。レンズ本体に手ブレ補正機構を搭載しており、最大でシャッタースピード5段分の補正効果を有しているという。EOS R5との組み合わせではレンズ協調ISが作動することで8段分の補正効果を実現するとしている。
レンズ構成は11群12枚。UDレンズを1枚使用しており、軸上色収差を効果的に抑制するという。後玉に大口径レンズを配置し、画面周辺の高画質化と小型化を両立したとしている。AF駆動にはSTMを採用しており、ISメカ機構よりも内側に配置することですっきりとしたコンパクトなデザインを実現したとしている。
このほかコントロールリングを搭載しており、シャッター速度や絞り値など、カメラでよく使う機能を割り当てることができる。鏡筒にはフォーカスリミットスイッチも備わり、0.35m-0.5m、0.5-∞、FULLの3モードを選べる。
主な仕様
焦点距離:85mm
最大絞り値:F2
最小絞り値:F29
最短撮影距離:35cm
最大撮影倍率:0.5倍
レンズ構成:11群12枚
絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
フォーカス駆動方式:STM
手ブレ補正:5段(EOS R使用時)、8段(協調IS時)
フィルター径:67mm
全長×最大径:90.5×78mm
質量:500g