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ハッセルブラッド、画像編集ソフト「Phocus」を3.5にアップデート

フリンジ除去ツールを追加 Phocus Mobile 2も

ハッセルブラッドは4月2日、PC用画像処理ソフトウェア「Phocus」と、モバイル向けの「PHOCUS MOBILE 2」の最新バージョンをリリースした。

Phocus

リリースされた最新バージョンは「3.5」。デフリンジツールの追加や、トーンカーブツールへのルミナンスモード追加など、機能が強化されている。追加された機能は以下のとおり。

追加:デフリンジツール

パープルフリンジやグリーンフリンジの除去が可能となる。また、調整レイヤーでの使用も可能。適用エリアを選択すると自動で適用量と範囲が設定されるほか、手動での調整にも対応している。

追加:ルミナンスモード

トーンカーブツールに追加された機能。RGBモードでの補正に比べ、色再現性への影響を抑えつつ輝度の微調整が可能となる。

改善:コントラストと輝度調整

コントラストと輝度のトーン調整のアルゴリズムが改善された。これにより、色再現性に悪影響を与えることなく、精度の高い輝度コントロールが可能になるとしている。

強化:処理能力

GPUの使用率を引き上げることで、画像の書き出し時および高解像度画像のプレビュー表示のパフォーマンスが向上を企図した内容。外部GPUが必要で、使用設定がオンになっている必要がある。これにより、4ショットおよび6ショットの画像を連続で書き出す際のパフォーマンス改善があるとしている。

Phocus Mobile 2

モバイル環境でRAWデータのインポートやレーティング、編集、フルサイズJPEGのインポート、テザー撮影、カメラコントロールなどが可能となるアプリ。アップデートバージョンは1.0.1。

新バージョンでは、ビューアに取り込まれた直後の画像拡大表示とスクロール機能が追加された。このほか「XCD 45P」のレンズ補正や、シームレスな使用を実現するための改良が図られているという。

本誌:宮澤孝周