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"ライカ・ペンタカメラ"搭載スマホ「HUAWEI P40 Pro+」海外発表
1/1.28型RYYBセンサーや240mm相当の超望遠カメラを新採用
2020年3月27日 00:00
ファーウェイは3月26日、スマートフォンの新製品発表イベントをオンライン配信。カメラ機能をアピールする「HUAWEI P40」シリーズの3機種を披露した。海外では4月7日から順次発売。日本国内での発売に関するアナウンスはまだない。
同社スマートフォンの中で、特にカメラ機能に注力したPシリーズの最新世代。ライカカメラ社と共同開発したカメラ機能で話題を呼んだ「P9」に始まり、トリプルカメラとAI機能をアピールした「P20」、RYYBセンサーによる高い暗所撮影能力や、望遠カメラとデジタルズームを併用した"50倍ズーム"を謳うP30 Proなどがある。
P40シリーズはライカ・トリプルカメラの「P40」、ライカ・クアッドカメラの「P40 Pro」、ライカ・ペンタカメラの「P40 Pro+」の3機種で構成される。OSはいずれもAndroidベースのEMUI 10.1。アプリストアはGoogle Playには非対応で、HUAWEI AppGalleryを使う。"Hey Celia"の呼びかけで音声コマンドを受け付ける。
カメラ機能には、新たにAI技術を利用した「HUAWEI Golden Snap」という機能を搭載。連写の中からベストな瞬間を選ぶ「AI Best Moment」機能のほかに、映り込んだ通行人(Passerby)を消す「AI Remove Passerby」、ガラス面への映り込みを消す「AI Remove Reflection」といった機能が紹介された。いずれも撮影後の編集画面で該当ボタンをワンタップすることで自動的に処理されるようだ。
ディスプレイは四辺ともに端部を折り曲げたような「クアッドカーブ・オーバーフロー・ディスプレイ」を採用。水が溢れたようなデザインとしている。
P40 Pro+およびP40 Proには、「ナノテクセラミック」と呼ぶセラミック外装のモデルを用意。サファイアのようにキズに強いという。また、指紋の付きにくさを特徴とするマットフィニッシュも用意している。
HUAWEI P40 Pro+
6.58型2,640×1,200ドットのOLEDディスプレイを搭載。アスペクト比は19.8:9。同クラスの画面サイズを持つライバル機より細長く持ちやすいとしている。
ストレージは512GB。海外では6月に1,399ユーロで発売する。
5個のカメラを搭載する"ライカ・ペンタカメラ"を備える。カメラ部分には「LEICA VARIO-SUMMILUX-H 1:1.8-4.4/18-240 ASPH.」と記載。
メインカメラの構成は次の通り。
・超広角:18mm相当F1.8(40MP)
・広角:23mm相当F1.9(50MP RYYBセンサー、OIS付き)
・中望遠:80mm相当F2.4(8MP、OIS付き)
・超望遠:240mm相当F4.4(8MP、OIS付き)屈曲光学系
・深度測定用ToFカメラ
RYYBセンサーは、同じセンサーサイズで40%多くの光量を取り込めるのが特徴。静止画の最高感度はISO 409600。
中でも超望遠のカメラは、レンズからセンサーの間に光を5回折り曲げる構造を採用。ペリスコープとは潜望鏡のことで、いわゆる屈曲光学系のこと。
動画撮影についても、リアルタイムでボケ効果を与える機能などを搭載。動画時の最高感度はISO 51200としている。(P40 Pro+およびP40 Pro)。
HUAWEI P40 Pro
P40 Pro+と共通の6.58型2,640×1,200ドットOLEDディスプレイを搭載。4つのカメラから成る"ライカ・クアッドカメラ"としている。
ストレージは256GB。海外では999ユーロで4月7日に発売。
メインカメラの構成は次の通り。
・超広角:18mm相当F1.8(40MP)
・広角:23mm相当F1.9(50MP RYYBセンサー、OIS付き)
・望遠:125mm相当F3.4(12MP、RYYBセンサー、OIS付き)屈曲光学系
・深度測定用ToFカメラ