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Xiaomi、1億800万画素カメラ搭載の5Gスマホ「Mi 10」海外発表

光学+デジタルで"50倍ズーム" 動画のパートカラー撮影も

Xiaomi New Product Launch 2020」より(以下同)

Xiaomiは、5G対応スマートフォン「Mi 10」(ミー・テン)シリーズを海外で4月7日から順次発売する。日本国内での発売に関する情報はまだない。本稿ではオンライン配信された発表会から概要をお伝えする。

「Mi 10」および「Mi 10 Pro」は、いずれもメインカメラの中に1億800万画素のセンサーを持つカメラを備えるスマートフォン。1億800万画素のカメラ自体は日本でも発売済みの「Mi Note 10」で前例があるが、今回のMi 10シリーズとはカメラの構成が異なり、5Gの対応についても異なる。

静止画機能の概要
「ナイトモード2.0」の撮影例。花火と夜景のどちらにも階調が残っている。
自動絵作り機能を「AI 2.0」として訴求。
画角変化のイメージ。デジタルズームとの併用で"50倍ズーム"としている。望遠カメラを備えるのはMi 10 Proのみ。
カメラ機能の開発拠点は世界に9か所。東京も含まれている。
ディスプレイの色再現性が高いとアピール。
動画機能の概要。

動画撮影機能には、リアルタイムにボケ効果を与える「ポートレートビデオ」、ピントの合った部分がカラーで、そのほかの部分がモノクロになるパートカラーの動画版「カラーフォーカス」、シャッタースピード調整などのマニュアル設定が可能な「プロ」モードを備える。手ブレ補正は光学/ソフトの併用。

ピントが合った被写体以外をモノクロにする「カラーフォーカス」モード。
動画撮影画面のイメージ
スマホ業界は「DXOMARK」のスコアで高性能をアピール。
Mi 10とMi 10 Proのカメラ構成。

2機種とも、メインカメラと並んでハードウェアフリッカーセンサーを搭載している。テレビやディスプレイを撮る場合に、被写体側のリフレッシュレートを自動的に検出し、シャッター速度を調節する。

Mi 10 Pro

「108MP Quad Camera」が特徴の上位モデル。価格は999ユーロから。

カメラの構成は次の通り。
・超広角:13mm相当F2.2(20MP)
・広角:25mm相当F1.69(1/1.33型108MP、OIS付き)4-in-1 Super Pixel
・標準:50mm相当F2(12MP、位相差AF)
・望遠:125mm相当F2(8MP、OIS付き)

Mi 10

カメラ構成が異なり、望遠カメラがない。価格は799ユーロから。

カメラの構成は次の通り。
・超広角:画角123度F2.4(13MP)
・広角:25mm相当F1.69(1/1.33型108MP、OIS付き)4-in-1 Super Pixel
・マクロ(2MP)
・深度センサー(2MP)

Mi 10 Lite 5G

手頃な価格の5G対応スマホとして、349ユーロから展開。5月初旬に発売する。

6.57型AMOLEDディスプレイ、4,800万画素クアッド構成のメインカメラ、1,600万画素のインカメラを備えるという。

本誌:鈴木誠