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デジタルカメラ総出荷、9月も2割台の落ち込みに

日本向け交換レンズ市場は堅調

一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)は11月1日、2019年9月のデジタルカメラおよび、交換レンズの生産出荷統計を発表した。

(カッコ内の数値は前年同月比)

デジタルカメラ

総出荷台数:149万1,992台(86.1%)
総出荷金額:560億2,375万4,000円(83.4%)

総出荷における日本向けのシェアは、台数18万833台(83.4%)、金額は63億3,866万3,000円(79.1%)。

一眼レフとミラーレスの比率(約)は、台数で52:48、金額で36:64だった。これまでの傾向と同様に台数は一眼レフ、金額はミラーレスが上回る結果となっているが(7月は台数57:43、金額41:59。8月は台数59:41、金額42:58)、台数の差は縮まり、金額の差が広がりつつある。

出典:一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)

交換レンズ

総出荷個数:146万1,248個(95.6%)
総出荷金額:365億2,221万4,000円(101.4%)

交換レンズ(35mm以上のフォーマット用と35mm未満のフォーマット用の合計)の総出荷については、個数は減ったものの、金額はほぼ同等の結果となった。

そのうち日本向けは、個数が17万3,678個(112.2%)、金額が49億9,432万円(113.6%)といずれも好調だ。

35mm以上のフォーマット用では、45万4,829個(91.3%)、227億8,022万3,000円(101.9%)。35mm未満のフォーマット用では、100万6,419個(97.7%)、137億4,199万1,000円(100.5%)と、いずれも個数は減り、金額はほぼ同等となっている。

出典:一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。