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2019年10月のカメラ・レンズ出荷実績が発表

続く2割台の落ち込み

一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)は12月2日、2019年10月のデジタルスチルカメラおよび交換レンズ出荷統計を発表した。

(カッコ内の数値は前年同月比)

デジタルスチルカメラ

総出荷台数:147万392台(82.5%)
総出荷金額:591億1,483万4,000円(83.5%)

台数・金額ともに前年同月比で2割を超える落ち込みとなり、いまだ下げ止まりが見えない状況。台数は25カ月連続、金額は18カ月連続でマイナスが続いている。

日本向け総出荷をみると、台数13万3,796台(63.3%)、金額45億3,023万3,000円(64.8%)と、さらに厳しい実績になっている。ちなみに前年の下半期は、ニコンおよびキヤノンから35mmフルサイズイメージセンサー搭載のミラーレスカメラが登場するなど、カメラに関する話題を一般メディアでも目にすることが多かった時期だ。

日本向け総出荷における一眼レフとミラーレスの比率は、台数29.8:70.2、金額23.0:77.0。ミラーレスは前月より台数で4.7%増加した。

出典:一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)

交換レンズ

総出荷個数:140万9,671個(82.4%)
総出荷金額:356億5,020万8,000円(89.4%)

比較的堅調だった前月と異なり、当月は個数・金額とも2桁台の落ち込みとなった。日本向けの出荷も10万1,804個(62.0%)、30億2,493万7,000円(64.3%)と振るわない。

出典:一般社団法人カメラ映像機器工業会(CIPA)

本誌:折本幸治