パナソニック、Lマウントの大口径標準ズームレンズ「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」

パナソニックは、Lマウントの大口径標準ズームレンズ「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」（S-E2470）を9月25日に発売する。希望小売価格は税別27万5,000円。

広角から中望遠域をカバーする焦点距離24-70mmのズームレンズ。ズーム全域で開放F2.8を実現したもので、発表済みのLマウントレンズロードマップで2019年の発売をアナウンスしていた。いわゆる大三元レンズの一角を担う。

レンズ構成は16群18枚（非球面レンズ3枚、EDレンズ1枚、UHRレンズ1枚を含む）で、絞り羽根の枚数は11枚（円形絞り）となっている。

描写面では自然な立体感と美しいボケ味を追求したとしており、ピント面からアウトフォーカスに向かって滑らかななボケになるようにしたとしている。

操作系では、高い操作性と直感的な操作性を目指したとしており、フォーカスの駆動系にダブルフォーカスシステムを採用。これは「LUMIX S PRO 50mm F1.4」（S-X50）でも採用された駆動機構で、フォーカス群を2つに分けて独立して移動させることで描写性能とAFの高速・高精度化を目指したというもの。

このほか、フォーカスクラッチ機構の搭載により、すばやくAF/MFの切り替えができるとしている。

鏡筒は防塵・防滴・−10度の耐低温に対応している。

最大撮影倍率は0.25倍。最短撮影距離は37cm。フィルター径は82mm。最大径×全長は、90.9×140mm。重量は約935g。

同社のLマウント対応標準ズームレンズには「LUMIX S24-105mm F4 Macro O.I.S」がある。24-105mmがLUMIX Sレンズに属するのに対して、24-70mmはLUMIX S PROレンズに属する。

「LUMIX S PRO」レンズとは、ライカカメラ社との協業による「Certified by LEICA」という扱いとなるもの。Lマウントへの対応という点でライカカメラ社の製品もあるため、ライカ製のレンズ銘は使用されていない。