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パナソニック、デジタルシネマ向けフルサイズミラーレス「LUMIX S1H」開発発表

6K 24p記録に対応 ダイナミックレンジは14+ストップ

パナソニックは株式会社は6月3日、シネマクオリティを謳うフルサイズミラーレスカメラ「LUMIX S1H」の開発を発表した。2019年秋をめどに製品化するという。

「LUMIX S1R」「LUMIX S1」に続く、35mm判相当のイメージセンサーを搭載するミラーレスカメラ。デジタルシネマ向けを意識した機能を持ち、ロサンゼルスで開催中の「Cine Gear EXPO 2019」で参考出品された。

デジタルカメラ初の6K 24p(3:2)、5.9K 30p(16:9)での動画記録が可能。35mm判フルサイズのレンズ交換式デジタルカメラとして初めてとなる10bit Cinema 4K/4K 60pでの記録も行える。4:3のアナモフィック撮影にも対応する。

動画記録はすべて時間無制限。

階調性能は14+ストップ。これはパナソニックのデジタルシネマ用4Kカメラ/レコーダー「VARICAM」と同水準の数値となる。V-Log/V-Gamutにも対応。V-LogやV-Log Lで記録された映像と組み合わせての絵作りが可能だ。

動画向けのレンズ交換式カメラボディとして、パナソニックではこれまで、マイクロフォーサーズシステム準拠の「LUMIX GH」系列を展開している。そのうち最新モデルは、Cinema 4K/60pやHLGなどに対応した「LUMIX GH5S」(1月25日発売、実勢30万円前後)。

本誌:折本幸治