Irix、35mmフルサイズ対応シネレンズ「11mmT4.3」「150mmT3.0マクロ」など

11mmT4.3

株式会社ケンコープロフェショナルイメージングは、Irixブランドの動画撮影向けCINEレンズ4モデルを8月7日に発売する。いずれも受注生産となる。

ラインナップは、「11mmT4.3」「15mmT2.6」「45mmT1.5」「150mmT3.0 マクロ」の4モデル。マウントは、キヤノンEF用、マイクロフォーサーズ（MFT）用、PL用、ソニーE用の4タイプをラインナップする（それぞれm仕様とft仕様を用意）。

いずれのレンズも35mm判のイメージサークル（対角43.3mm）をカバーしており、8Kの映像制作にも対応できるという。

また、レンズフロントにマグネットを用いることで、レンズフードやアクセサリーなどを着脱できるようにしたシステム（マグネット式マウントシステム：MMS）を採用しており、今後新たに開発される各種のアクセサリーにも対応するという。

なお、ハウジングは完全密閉構造を採用しており、ラバーシールにより雨水や埃の侵入が防げるという。

このほか、レンズの径を統一し、またフォーカスリングや絞りリングの位置を各レンズで揃えることでジンバルやリグなどの設定に影響を与えない設計となっているという。

11mmT4.3

焦点距離11mmの超広角レンズ。ダイナミックな遠近感を映像で表現が可能だとしている。

フォーカスリングとフォローフォーカスシステムのどちらを利用しても、人間工学に則した操作感覚が得られるという。

15mmT2.6

86mm径のフロントフィルターの取り付けにも対応する、焦点距離15mmの超広角レンズ。

低ディストーションとブリージングを抑制したという設計を特徴としており、8K UHDの解像度にも対応しているという。

45mmT1.5

人間の視野感覚に最も近い描写が得られるという、焦点距離45mmの標準レンズ。

現代的なレンズ構成と9枚の円形絞り羽根の組み合わせにより、8K対応の解像度が得られるほか、美しいグラデーションのボケ味を自然に描写できるとしている。

完全密閉構造により、厳しい環境下の撮影にも対応できるという。

150mmT3.0マクロ

等倍撮影に対応した、焦点距離150mmのマクロレンズ。

色収差および、ディストーションも最大限に抑えたとしているほか、絞り羽根を11枚の円形絞りとすることで、滑らかで美しいボケも創り出すことができるとしている。