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パナソニック、LUMIX S1Hの最新ファームウェアを公開
ATOMOS Ninja Vへの動画RAW出力機能は搭載延期
2020年5月25日 15:46
パナソニックは5月25日、ミラーレスカメラ「LUMIX S1H」(DC-S1H)の最新ファームウェア(Ver.2.0)を公開した。なお、今回のファームウェアVer.2.0で予告されていた、HDMI経由でATOMOS Ninja V HDRモニター/レコーダーに動画RAWデータを出力する機能に関しては、開発遅れのために次のバージョンへ見送りとなったという。
提供見送りの内容(引用)
本機能に関しては、本Ver.でのご提供ができなくなりました。詳細はこちらをご覧ください。
・HDMI経由での動画RAWデータ出力に対応
・[5.9K]、[C4K]、[アナモフィック(4:3) 3.5K] の12bit動画RAWデータのHDMI出力が可能となりました。
ATOMOS社製HDMIフィールドモニター/レコーダー「NINJA V」を用いてApple ProRes RAW記録が可能です。
そのほかの更新内容は次の通り(引用)。
動画機能強化/性能改善
・[6K]、[5.9K]、[5.4K]の動画記録中に、HDMIダウンコンバート出力ができるようになりました。
・クリエイティブ動画モード時、シャッターボタン全押しによる動画記録の開始/停止を無効にできる機能を追加しました。
・クリエイティブ動画モード時、コントロールパネルから[動画画質(マイリスト)]を選択できるようにしました。
・フォトスタイル[V-Log]の調整項目[ノイズリダクション]の設定値に[-1]を追加しました。これにより、特定の撮影環境で残像が発生する現象を改善できます。
・撮影時のHDMI出力映像に、MFアシスト拡大表示を出力しない設定が選択できるようになりました。
・4:2:0/10bitでの動画記録時、特定の撮影環境でバンディングが見えやすくなる現象を改善しました。
・SDカードへの記録を行わず、HDMI経由で外部記録のみを行う場合に、レックランによるタイムコードが歩進しない動作を改善しました。
操作仕様変更
・誤操作防止の為、全画像消去時のタッチパネルによる操作を無効とし、キー操作のみ有効となるよう仕様を変更しました。
AFの性能向上
・AFC設定時、[AF+MF]が使用可能になりました。
当社製レンズとの互換性向上
・当社製Lマウントレンズ 70-200mm F2.8レンズにおいて、レンズのFnボタン設定ができるようになりました。
シグマ社製レンズ/マウントアダプターとの互換性向上
・シグマ社製LマウントレンズのFnボタン設定ができるようになりました。
・シグマ社製マウントアダプター「MC21」装着時、手ブレ補正を「O.I.S」に設定した際に、O.I.SとB.I.SのRoll補正が連動して動作するようになりました。
その他機能追加
・ステータスLCD項目内に「バックライト点灯時間」メニューを追加し、バックライトの常時点灯が選択できるようになりました。
・カメラ内RAW現像において、生成されるJPEG画像の保存先を選択できるようになりました。
・写真撮影時のオートレビューの時間設定値に[0.5秒]を追加しました。
・Fnボタンへの機能登録において、ボタン長押し時に「操作無効」となる項目を追加しました。
・Fnボタンへの機能登録において、押している間だけ絞りの効果を確認できる設定項目を追加しました。
・日本で発売のモデルにおいて、英語・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語の言語設定ができるようになりました。
その他性能改善
・SDメモリーカードとの組み合わせによって、動画分割記録機能や400Mbpsの動画記録モードを使用した際に稀にフリーズする現象を改善しました。
・背面モニター消灯時に、前後ダイヤルでの絞り・シャッタースピード操作を可能にしました。
・他社製Lマウントレンズ装着時において、開放F値が特定の値の場合に発生するF値制御不具合を修正しました。