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フォトキナ2019の開催中止が決定

毎年開催のスタートを2020年5月に延期

ケルンメッセは12月3日、ドイツ写真工業会との合意により次回フォトキナの開催を2020年5月27日〜5月30日に決めたと発表した。予告されていた2019年5月のフォトキナは開催中止となる。1年サイクルでの開催方針に変化は見られない。

フォトキナはドイツ・ケルンで1950年代から開催されている写真・映像関連の見本市。世界各国から大小様々な出展者が集まる商談の場であり、各社が大型新製品を披露する場としても知られている。

これまで基本的に隔年開催だったフォトキナだが、2018年9月の開催を最後に毎年開催へ切り換え、変化の速い時代にマッチした見本市になると強調していた。予定されていた会期は2019年5月26日〜29日。

ドイツ写真工業会およびケルンメッセCEOのコメントによると、フォトキナ2018は(4日間の会期で)18万人が来場して成功を収めたため、次に設定した目標がとても高く、(2019年5月までの)7か月の準備期間では同じ状況を作り出せないというのが延期の理由。

ちなみに近年開催されたフォトキナの来場者数は、2016年が約19万1,000人(6日間)、2014年が約18万5,000人(6日間)、2012年が約18万5,000人(6日間)。2016年の時点では2018年も従来通り6日間の開催が予定されていたが、2019年からの毎年開催を決めるとともに4日間に短縮して開催された。

本誌:鈴木誠