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ケンコー・トキナー、パソコン不要の35mmフィルムスキャナー

自動キズ補正機能付き 画素補間で2,500万画素記録に

Kenko フィルムスキャナー KFS-1490

株式会社ケンコー・トキナーは、フィルムスキャナー「Kenko フィルムスキャナー KFS-1490」を7月10日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税別1万9,000円前後。

本製品は、PCを使わずに35mmフィルム(カラーネガ、リバーサル、白黒ネガ)をデジタルデータ化できるフィルムスキャナー。2.4型TFTモニターを搭載し、保存は約64MBの内蔵メモリーまたは、別売のSDXC/SDHC/SDカード(最大64GB)へと行われる。

マウントされたリバーサルフィルム用のホルダーを付属するほか、別売のオプションフィルムホルダーを使用すれば、110フィルムのスキャンにも対応する。

スキャン支援機能として、フィルムのキズやホコリをスキャン時に補正する「スクラッチモード」(カラーネガフィルム専用)を搭載するほか、標準画像(1,200万画素)の両サイドのピクセルデータをもとに新たなピクセルを追加し、2,500万画素で記録する画素補間機能を搭載する。

電源は、ACアダプターと単3形電池(4本)の2種類に対応。

撮像素子は有効1,400万画素(110フィルム標準)の1/2.3型CMOS。露出補正は7段階。色調補正は7段階。

スキャン解像度(135フィルム/110フィルム)は3,100dpi(補間4,300dpi)/6,400dpi(補間8,100dpi)。スキャンサイズは(135フィルム/110フィルム)は12MB(補間25MB)/14MB(補間22MB)。スキャンエリア(135フィルム/110フィルム)は約21.5×32.5mm/約15.5×11.5mm。

外形寸法は約91×118×110mm。重量は約255g。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。