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ケンコー、5型モニター搭載のフィルムスキャナー

フィルムを本体に直接差し込み 135スリーブ&マウント/110/126対応

株式会社ケンコー・トキナーは、「5インチ液晶フィルムスキャナー KFS-14WS」を11月15日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税込2万1,780円。

1/2.33型・総画素数1,400万のCMOSセンサーでフィルムをスキャンし、4〜32GBのSDHCカード(別売)にJPEG形式で保存できる製品。パソコンなしでフィルムをデジタル化できる。

このクラスのフィルムスキャナーとしては大型の5型モニター(960×540ドット)を採用しており、スキャナー単体でもフィルムの内容を確認しやすいほか、写真鑑賞用のデジタルフォトフレームとしても使えるとアピールしている。また、HDMIケーブルを介してテレビなどに表示もできる。

対応フィルム形式は135(スリーブ仕上げのフィルム、マウント仕上げのスライドに両対応)、110、126の3種類。カラーネガ、モノクロネガはポジ反転しながら表示・スキャンできる。

本製品は別体のフィルムホルダーにフィルムをセットしてからスキャナーに差し込む方式ではなく、スキャナー本体にセットしたアタッチメントに対してフィルムを滑り込ませる方式のため、ホルダー内のフィルムを入れ替える手間がないぶん手早くデジタル化できるとしている。

製品には、フィルムに指紋を付けずに扱うための手袋、スキャナー内部を清掃するためのブラシ、PC接続用USBケーブル、HDMI接続ケーブルが付属する。

外形寸法は約136×124×95mm。重量は約305g(付属品を含まず)。

本誌:鈴木誠