岡嶋和幸の「あとで買う」

1,641点目:撮影実習場所やルート選びに役立ちそうな本

昭文社『まっぷる 超詳細!東京さんぽ地図』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

昭文社『まっぷる 超詳細!東京さんぽ地図』

本日は東京散歩の本です。

キヤノンのEOS学園で担当している「作品プリントワークショップ」では、撮影の精度を上げるための屋外実習とプリント演習を行っています。屋外実習は都内のどこかを散歩しながら撮影するのですが、毎回場所を変えています。3回で1セットの講座で、リピーターも少なくないので、これまで一度も同じ場所を選んだことはありません。

いつもGoogleマップを使って集合場所やルートを決めているのですが、そろそろネタ切れな感じ。日ごろから作例撮影などで都内のあちこちを歩いていますが、それでもまだ1度も行ったことがない場所はたくさんあります。とはいっても下見に行く時間がないので……ということで、ついにこの手のガイドブックの力を借りようと思ったわけです。

改訂版も含まれますが、今年発売になった本をチェックしてみたところ6冊くらいありました。9月に発売になったこちらの本が現時点で1番新しいようです。

販売価格は1,320円で、Kindle版もあります。グルメ情報などは特に必要ありませんが、移動距離や所要時間、高低差なども掲載されているので、撮影実習のルート選びなどで便利に活用できそうです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。