岡嶋和幸の「あとで買う」
1,614点目:ハッセルブラッドでチェキプリントを楽しむ
NONS「インスタントカメラバック」
2025年9月30日 07:00
ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。
NONS「インスタントカメラバック」
Hasselblad(ハッセルブラッド)に触れる機会は、スタジオマン(撮影スタジオのアシスタント)での修行時代からたくさんありました。
フィルム交換など一通りの操作を早く確実に行わなければならず、当時はその練習をたくさん積んだものです。富士フイルムやマミヤなどほかの中判カメラを使っているプロカメラマンも利用するので、それらにもしっかり対応する必要があります。
その後のプロカメラマンの専属アシスタント時代は、35mm判の一眼レフカメラ、4×5判の大判カメラも取り扱いましたが、いずれもテスト撮影ではポラロイドやフォトラマといったインスタントフィルムを使っていました。そのためのカメラバックが各社から用意されていたのですが、現在は対応フィルムが生産されていないため基本的に使うことができません。
デジタルカメラ全盛の時代なので、別になくても困らないわけですが、今でもたまに使ってみたくなります。
それらとは風合いなどがちょっと違うのですが、チェキフィルムに対応したものもあります。最近見つけたのが本日の製品で、Hasselbladの500、501、503、1000、2000、SWCシリーズなどに対応しています。
チェキフィルムは画面サイズが62×62mmのinstax SQUAREを使用するので、6×6判の中判カメラにぴったりです。販売価格は4万5,895円前後です。