岡嶋和幸の「あとで買う」

1,557点目:中古デジタルカメラの名機26モデルを紹介

日本写真企画『中古実用デジタルカメラ名機ガイド』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

日本写真企画『中古実用デジタルカメラ名機ガイド』

今秋あたりから趣味のゴルフを再開しようと考えています。でもゴルフクラブは20年くらい前に購入したものばかり。10年前までは普通に使っていましたが、加齢により体力も衰え、それらを打ちこなすのは無理でしょう。

そこで少しずつ買い替えを進めているのですが、カメラ界隈同様、急速にハイテク化が進んでいて浦島太郎状態。最新モデルはカメラやレンズが買えてしまうくらい高価なものもあり、型落ちモデルや中古クラブに目を向けています。最新モデルを手にしたところで打ちこなす自信はありませんし、同伴者に迷惑をかけずに楽しめれば十分です。

カメラについても同じように考えることがあり、最新モデルや新品にこだわらなければ、今の自分に合っていて懐にも優しい機種が見つかるかもしれません。もちろん業界的には新製品が飛ぶように売れたほうが市場に活気が出て良いのでしょうが、過去の名機もまだまだ現役で使われています。

それらに光を当てたのが本書で、例えばキヤノンのEOS 5Ds RやソニーのRX1R II、リコーのGXRなど、個人的にもまた使ってみたいカメラがたくさん取り上げられています。販売価格は1,650円。

発売時期や中古実勢価格など実用的な情報も掲載されていて、当時は高くて買えなかったけれど、今なら手が届きそうな製品ばかりです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。