岡嶋和幸の「あとで買う」

1,556点目:暑さ指数が測れる温湿度計で熱中症対策

ドリテック「O-706 時計付黒球式熱中症指数計」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ドリテック「O-706 時計付黒球式熱中症指数計」

本日はドリテックのポータブル温湿度計です。撮影に出かけるときは天気予報アプリなどで最高気温を参考にしたりしますが、実際の現場では今どれくらいの気温なのかを知ろうとすることはありません。体感で判断する感じです。

この製品は温度や湿度のほか、暑さ指数(WBGT)にも対応していて、暑い日の屋外撮影での行動の目安になります。

WBGTとは熱中症の予防を目的として1954年にアメリカで提案された、人体と外気の熱のやり取りに着目した指標のこと。この製品では「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」の4段階で熱中症の危険度を表示。WBGT 33℃以上は「危険」表示の点滅とアラームで給水や休憩を促してくれます。WBGT表示を時計表示にすることも可能です。

カラビナでバッグに取り付けたり、背面には三脚穴があるので対応アクセサリーで固定できます。屋外での携行性を重視した製品ですが、室内用モードにも切り替えられます。販売価格は5,980円前後です。まだまだ暑い日が続くので、撮影やレジャーなどで外出する機会が多い人は持ち歩くと安心でしょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。