岡嶋和幸の「あとで買う」

1,300点目:PENTAX 17で楽しんでみたいフィルム

イルフォード・ジャパン「イルフォクローム 100 カラーリバーサル」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

イルフォード・ジャパン「イルフォクローム 100 カラーリバーサル」

PENTAX 17の登場で巷のフィルムカメラ熱が高まっているようです。でも肝心のフィルムが高価だったり、入手しづらい状況が続くと気軽に撮影を楽しめませんね。

「昔は安かった」と言うと、今フィルム写真に熱中している人たちのモチベーションを下げてしまうので気を付けていますが、怪しいフィルムが市場にたくさん出回っているようなので注意しましょう。ちょっと高めでも安心して使える製品を選んでほしいです。

新製品に目を向けてみると良いかもしれません。最近だとイルフォード・ジャパンからカラーポジフィルム「イルフォクローム 100 カラーリバーサル」が登場しました。量販店などを中心にすでに人気のフィルムになっているようです。販売価格は36枚撮りが2,750円前後、25枚撮りが2,200円前後です。

870点目で紹介した、ヴィンテージ風のドラマチックな仕上がりが楽しめるカラーネガフィルム「イルフォカラー 400 ヴィンテージ トーン」の改良版である「イルフォカラー ヴィンテージ トーン 400 プラス」も発売になっています。販売価格は36枚撮りが2,100円前後、24枚撮りが1,760円前後です。

安心といえばフィルム現像もとても重要です。本日発売のデジタルカメラマガジンで担当する連載では、フィルムの現像やプリントにこだわるラボを取材し取り上げています。モノクロ専門のアート・ラボカラーとモノクロの両対応のナショナル・フォートカラーポジフィルムのE-6現像も行っているフォトグラファーズ・ラボラトリーの3社です。いずれも経験豊富で実績があり信頼できるラボなので、どこに依頼すれば良いのか迷っている人はぜひ1度利用してみてください。

遠方の人も郵送でやり取りできるので問題ありません。近所のDPEショップと何が違うの? という人は、デジタルカメラマガジンの記事を参考にしてください。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。