岡嶋和幸の「あとで買う」

572点目:細かい作業も大きく見やすいメガネ型ルーペ

Hazuki「ハズキルーペ」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、フォトライフに関連するアイテムを中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

Hazuki「ハズキルーペ」

ついにハズキルーペの登場です。その公式サイトには「老眼鏡は小さな字にピントを合わせるだけのレンズ。ピントが合っても、小さな字は小さい字のまま見える」との解説があります。最短撮影距離と撮影倍率の違いみたいな感じで、カメラやレンズのメンテナンス、プリントなどの細かい作業は老眼鏡では対応しきれずルーペが必要になるのです。

51点目328点目381点目でLEDルーペを紹介しましたが、やっぱりメガネ型が一番使いやすいです。でも手ごろなものだと歪みなどで目が疲れやすく、集中力も持続しづらくなります。撮影レンズと同じく、きちんとした光学性能のものでないとダメですね。他にもいろいろ選択肢がありますが、ハズキルーペは知名度も高く一度は使ってみたい製品です。

ハズキルーペの拡大率は「1.32倍」「1.6倍」「1.85倍」から選べますが、私の用途だと1.85倍で決まりです。レンズの大きさは「ラージ」「コンパクト」「クール」の3サイズ、レンズカラーは「クリアレンズ」「カラーレンズ」の2タイプで、フレームの色は10色と豊富。好みや目的に応じて選べるのがうれしいです。販売価格は7,500円前後で、私はラージ、クリア、ブラックグレーの組み合わせにしようと思います。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。