クルマとカメラ、車中泊

涼風求めて悪あがき

今回の1枚
車中泊に限らず旅の楽しみのひとつが入浴ですよね! 日帰り温泉、スーパー銭湯などいろんな選択肢があるけど、僕はごく普通の銭湯、街のお風呂屋さんをよく利用します。で、つい先日入ってきたのは滋賀県伊賀市の一乃湯。立派な瓦屋根が目を引くんだけど中も昭和を彷彿させる作りと備品が散りばめられています。演出というより、丁寧に積み重ねられてきた歴史という印象でとても好ましい空間で、懐かしく、そしてのんびりと過ごせました。そして銭湯価格470円。それも嬉しいポイントですね! こういう地元に根ざした銭湯や町営やら村営の温泉などでは地元の方から話しかけていただくことも多く、貴重な地元情報を教えていただいたりします。裸で付き合う民族資料館なんて印象かなあ。銭湯巡りは温泉巡りとまた違った楽しみがあると思うのです

喜びも悲しみも幾歳月なんてね。色々買ってりゃ失敗もあるさ。なんて話。

まあ、夏が近づくと車内を涼しくするグッズが欲しくなるわけですよ。あ、エアコンはちゃんと効きますよ。でも、ね、お尻が熱いんです。いわゆるキャブオーバータイプの車に乗ってる方はわかり深いんじゃないでしょうか笑 エンジンの上に腰掛けてるわけですからねえ、ストーブに跨ってるようなもんです。だから毎年夏には悪あがきするんです。で、今年はこんなもの買ってみました。空冷座布団!

色合いも大きさもちょうどいいかなぁと思って買ったんですが……

夏になるとたくさん出てきますよね、USBで風を送るタイプ。これを買いました。結果は、う〜ん、だめかも。ファンの振動でお尻はムズムズするし、お尻も痛くなる。何より涼しくないんですなあ。蒸れは軽減されましたけど、お尻痛くてねえ。なので、これはリンク貼りません。でも、箪笥の肥やしにはしませんよ。ガワは中綿入れてアウトドア用座布団に、中身のファンはちょっと別の用途に使います。転んでもタダでは起きん!

裏のファスナーを開くとたくさんの小型ファン。合計8個
中身を引き出すとこのように。真ん中あたりがお尻に当たる座面だけど座り心地はよろしくない

とまあ、僕の買い物は失敗でしたが、この手の製品が悪いものばかりではなく、僕のモノ選びが悪かっただけです。もっといいモノがあったはず。自分の不明を反省します〜。

さて、失敗談だけでは悔しいのでもう1つ紹介しますけど、先にお断りしておきます、これAmazonでの取り扱いがなくなっています。なのですいません、話だけです。実はこの座布団、去年買ってこのページで紹介しようと思ってたんですが、すぐに取り扱いがなくなっちゃったんです。

この座布団はなんと水冷式なんですよ。水を入れて気化熱で冷やすタイプですね。電池内蔵で単独使用もできるほか、Type-Cケーブルで給電しながらも使えます。

サーモグラフィーの写真を見てください。電源入れて10分ほど経過した状態なんですが、なんと周りから5℃前後冷えてます。1時間くらいは冷えが持続するんですが、お尻を動かしてやると中の水が循環するんでしょうね、また冷えてきます。印象としては1回水を入れると3時間くらい使える感じです。

笑っちゃうくらい冷え冷えになるのでかなり僕にとってはかなりお気に入りなんですが、なんで取り扱い無くなっちゃったんでしょうね。製品に問題があるようには思えないのですが。単に売れなかったのかなあ。1つ気になる点は中にカビが生えないかとということなんですが、1年経過時点ではとりあえず問題なし! 今年も快適に使えてます。

白い部分がコントローラー。この位置で置くとお尻に当たらなかった
電源を入れるとすぐに冷え始めるのを体感できる
裏側に水の注入口がある。付属のボトルで30ccほど注水

最後に、もひとつ悪あがき。折りたたみ扇風機〜。写真には2台写っていますが左が今回購入したモノ。右は5年くらい前にどこか旅先のホームセンターで購入したモノ。こういうものも進化していくんですね〜。古い方の扇風機の不満は首振りしないことなんです。そこで、新規購入したものは首振りできるタイプ。首振りと言っても台座の方が回るんですね。動かしてるとなんとなく見入ってしまいます。

無風の日、リアゲートで日除、扇風機で風を送れば快適空間
折りたたむとコンパクトで車内でも邪魔にならない。左が新、右が旧
この製品を選んだ理由は、リモコン付きだったから。車内で使うことを前提にしてもリモコンはあった方が良い

もう1つ、嬉しかったのはLEDライト付きってこと。車中泊のとき、結構重宝するしリモコンでオンオフできるのもグッド。一方、静かな場所では風の音とモーターの音が気になるかな。

風量調節は4段階なんだけど、もう1段弱いのが欲しい感じです。バッテリーの持ちは弱で使って5〜6時間。USBで給電もできるので、まあそんなものでいいでしょう。Amazonの説明書きには最長35時間ってなってるんだけど、それはおそらくLEDだけを使った場合ですね〜笑。

以上、盛夏に向けての悪あがき報告でした。

LEDライトの明るさは3段階。車内で使ってもなかなかいい雰囲気

1962年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、出版社マガジンハウス入社。社員カメラマンを経て2010年にフリーランスとなる。主に風景・星景を撮影し、星空の撮影は中学校で天文部に入部した頃からのライフワーク。ニコンカレッジで、星景写真講座を担当。星空に興味ある方は「こちら」へ