特別企画
“手持ちハイレゾショット”で残したい初冬の絶景
OM-D E-M1 Mark III+M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
2021年12月20日 07:00
※本企画は『デジタルカメラマガジン2022年1月号』収録より抜粋・再構成したものになります。
ハイレゾショットとは撮像センサーを精密に移動させながら複数回の露出をおこない、それを1枚に合成することで、搭載されているセンサーの画素数以上の高精細な画像を得る機能。OM-D E-M1 Mark IIIには手持ちと三脚の2種類のハイレゾショットが搭載されているが、手持ちハイレゾショットを選べば、フレーミングの微調整を即座に行え、三脚禁止や三脚を広げるスペースがない場所でISO感度を上げて撮影しても、高解像かつノイズの少ない画像が得られる。
今回は超広角から標準までズーム全域で高画質が得られるM.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROと組み合わせて撮影し、さまざまなシーンでハイレゾショットの効果を試してみた。
POINT1…圧倒的な解像感が霜の質感を描き出す
従来、ハイレゾショットは三脚の使用が必須だったが、E-M1 Mark IIIには、手持ちでの撮影時に生じるわずかなずれを利用して5,000万画素の画像を生成する手持ちハイレゾショットが搭載されている。高い解像感と手持ち撮影ならではのフレーミングの自由さを両立させているため、絶景の撮影には最適だ。
中央をピクセル等倍でトリミング
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中央をピクセル等倍でトリミング
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POINT 2……2段分のノイズ低減によるクリアな暗部描写
手持ちハイレゾショットは16枚を加算平均で合成するので、特に高感度で撮影した際、約2段分のノイズが軽減されるというメリットがある。ISO感度を上げないとシャッター速度を稼ぐことができない場合や、日陰など暗い場所での撮影でとても有利になる。加えて、高感度撮影は画質の劣化につながるが、これも合成のおかげで解消される。
中央をピクセル等倍でトリミング
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中央をピクセル等倍でトリミング
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制作協力:OMデジタルソリューションズ株式会社