特別企画
初心者でも簡単に星が撮れる充実の機能…OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIIで撮る星景写真
2021年10月26日 12:00
※デジタルカメラマガジン2021年11月号より再構成
星空風景(以下、星景)の難しさは、暗いところで機材を扱うこと。不慣れなうちの星へのピント合わせや構図決定などは、ビギナーが最もつまづくところだ。私も撮影を始めたころ、撮影をした写真を家に帰って見たらすべてピントが外れていたという経験や、構図が斜めになっていたなどの苦い経験をしている。
星景ビギナーにおすすめの機材が、OM-D E-M1 Mark IIIだ。本機に搭載されている星空AFは、難しい星のピント合わせをボタン1つで行ってくれる革新的な機能。また、進化したLVブースト機能を使うと、表示速度優先を選択することで、暗い中での構図決めをよりスムーズに行える。他にもライブコンポジットやインターバル撮影など、星景の撮影に役立つさまざまな機能が盛り込まれた。まさに 星景撮影向けのカメラOM-D E-M1 Mark IIIと言える。
また、新発売の広角ズームM.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROは、星景撮影で一番よく使う超広角から標準域までを1本でカバーできるため、登山や旅行のついでに星景を撮影したいときなど、たくさんの機材を持ち運べないときに役立つ。
72mm径のフィルターも取り付けられるため、フィルターを駆使しながら撮影することも可能で、幅広いバリエーションの作品を撮れることも大きな魅力だ。
「星空AF」の使い方
星空AFは、フォーカスモードを「☆AF」にすることで使用できる。使い方は、ライブビューに明るい星が写っていることを確認したら、AFターゲットを星まで移動するだけ。その後、背面にあるAEL/AFLボタンを押せば、星を検出してピントを合わせてくれる。
旅先での撮影で便利なM.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO
組み合わせられるレンズもさまざまあるが、新発売の広角ズームM.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PROは、星景撮影で一番よく使う超広角から標準域までを1本でカバーできるため、登山や旅行のついでに星景を撮影したいときなど、 たくさんの機材を持ち運べないときに役立つ。72mm径のフィルターも取り付けられるため、フィルターを駆使しながら撮影することも可能で、幅広いバリエーションの作品を撮れることも大きな魅力だ。
山道を駆け上がる自動車のライトの軌跡と、夜空を駆け上がるオリオン座を20mm相当の広い画角で入れ込み、対比構図で捉えた。超広角から標準域までよく使う焦点距離をカバーしているので、星空と風景の組み合わせが撮りやすい。繰り返しになるが、ライブコンポジット機能のおかげで、星景写真では構図も含め自分の意図したイメージになっているかを背面モニターで常に確認しながら撮影ができる。