気になるデジカメ長期リアルタイムレポート
PENTAX Q7【第5回】
水族館撮影にチャレンジ。屋内も屋外もスチルもムービーも!
Reported by水咲奈々(2013/8/21 08:00)
今回は、PENTAX Q7をお供に池袋のサンシャイン水族館に行って来ました。サンシャイン水族館は“天空のオアシス”をコンセプトに掲げたアミューズメント施設で、都会のど真ん中で水辺の生き物たちを身近に感じることのできる空間です。屋内はもちろん、屋外にもアシカが青空の中を泳いでいるかのような「サンシャインアクアリング」という見上げる水槽を始め、ペンギンビーチやペリカンの丘など非日常を体験できる空間が広がっています。
作例のような照明を落とした屋内の水槽だけでなく、真夏の強い太陽の下も撮影対象となる今回の撮影ですが、レンズは「01 STANDARD PRIME」と「02 STANDARD ZOOM」の2本、記録形式はJPEGとRAWの同時記録で撮影しました。
まず、筆者は電源の付けっ放しはあまり好きではないのでなるべくこまめに電源をオフにしているのですが、その際、起動時間の速さを実感しました。PENTAX Q10では約1.8秒だった起動時間がQ7では約1秒になっているのです! 移動しながら撮りたいと思った被写体の水槽の前に立って電源をオンにすると、すぐに撮れる状態になる! という印象で、起動までの待ち時間の煩わしさから解放されました。
ただ、動き回る魚を追いかけて連写のごとくシャッターを切って、さらにすぐに再生しようとすると「まだ準備できてないのっ!」と怒られてしまって、待ち時間が発生することもありました。
AFスピードの向上も見られました。水槽のようなピントの合わせにくい状況でもウロウロせずにシャキーンと被写体を捕らえてくれるのは助かります。
- 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
オートホワイトバランスは、明暗のあるコントラストの高い被写体の方が、全体に見た目の色合いに近いバランスの良さを感じました。低照度の水槽では見た目よりも大人し目の色合いになり、これは画作りの特長にもなりますが、水族館のようなアンリアルな楽しみ方をしたい場所ではもっと派手な色調での撮影が楽しいと思います。その場合はホワイトバランスはオートのままで、カスタムイメージを「鮮やか」か「風景」にしてポップな色合いを楽しむと良さそうですね。
今回はミズクラゲのトンネル「ふわりうむ」で動画も撮影してみました。自分の身長よりも高い所をふんわりと漂うクラゲは涼しげで癒しの要素満載! 動画を撮っておいて良かったなと思わせてくれました。
夏休みなどは混んでいることが多い人気の水族館ですので、大きなカメラやレンズはちょっとお休みさせて、小さなカメラシステムのQ7での思い出撮影がオススメですよ!
(協力:サンシャイン水族館)