デジカメドレスアップ主義
パンキッシュなα7R IIはどうですか
α7R II + PO3-3M 50mm F2
Reported by澤村徹(2016/1/22 07:00)
- ボディ:ソニー α7R II
- レンズ:KMZ PO3-3M 50mm F2
- マウントアダプター:KIPON L/M-S/E M
- マウントアダプター:RAYQUAL L-Mリング(50/75mm)
- ケース:リコイル 【Heavy weight leather case】Battle Damage
- ストラップ:ヴァイヒィエ・ブリーゼ 40mm“Rebel buddy”Strap
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α7R IIのサイズはα7 IIとほぼ同じだ。そのためα7 II用ケースをα7R IIに流用できる。α7 IIケースはすでに各社から発売されており、α7R IIはケースに困らないカメラだ。ケースメーカーにしてみると、作り慣れたケースだけにアレンジもしやすいだろう。リコイルからアレンジの効きまくったケースが登場したので、今回はこれを軸にドレスアップしてみた。
リコイルのヘビーウエイトレザーケース・バトルダメージは、同社が得意とするクラッシュ仕様の製品だ。レザーの鏡面にきつめのダメージ加工を施し、フィールドで酷使されたような雰囲気を醸している。パッチドカスタムケースがベースになっており、グリップ部分のレザーパッチ、側面のレースアップがデザイン的な特徴だ。その上からこれでもかとケース全体にダメージ加工が施してある。相当キワモノであることは言うまでもないが、ハードなマットブラックケースと捉えれば、さほど違和感なく使えるだろう。
バトルダメージに負けないように、ストラップはパンキッシュなものを組み合わせた。ヴァイヒィエ・ブリーゼの40mm・レブル・バディ・ストラップは、シド・ヴィシャスのインゴットベルトがデザインモチーフだ。
パンクロックに興味がないと何がナンだかの世界だが、シド・ヴィシャスは70年代のロックシーンを席巻したセックス・ピストルズのベーシストだ。わかりやすくいうと、パンクロックのカリスマのひとりである。このシド・ヴィシャスが愛用していたベルトに、リングベルトとインゴットベルトの2種類がある。リングベルトの方が有名なのだが、あえてインゴットベルトをデザインモチーフにしているあたりが心憎い。スタッズワークを得意とするヴァイヒィエ・ブリーゼならではのストラップだ。
オールドレンズもキワモノを組み合わせてみた。PO3-3M 50mm F2はロシア製の35mmシネレンズだ。クックスピードパンクロのコピーと言われ、一部のマニアから注目を集めている。eBayで購入したこの個体は改造済みで、ロシア製標準レンズの鏡胴にPO3を組み込み、ライカスクリューマウント化してあった。業者は距離計連動すると説明していたが、ライカM Typ240との組み合わせではまったく精度が出ていない。このあたりはご愛敬といったところか。
35mmシネレンズゆえにフルサイズ機だと若干四隅がケラレるが、スピードパンクロのコピーだけあって画質は良好だ。シャープさ、階調の豊かさを含め、ロシアレンズの中でトップクラスの絵作りだろう。