フォトアプリガイド
アニメーションフォトフレームウィジェット+(Android)
ホーム画面をデジタルフォトフレームに!
Reported by 飯塚直(2013/10/30 08:50)
スマートフォンで撮った写真データをシェアする方法には、「SNSにアップロードする」「プリンタアプリからプリントする」「パソコンに転送する」「画像を表示した画面を見せ合う」といったパターンが考えられる。
昨今スマートフォンの画面サイズも大きくなり、もうひとつの活用法が見直されつつある。それが「スマートフォンのフォトフレーム化」だ。
フォトフレームアプリはこれまでも多くあったが、画面サイズの関係もあり、どちらかといえばタブレット向けであった感は否めない。そういったアプリの位置づけが、徐々に変わっているのだ。
今回紹介する「アニメーションフォトフレームウィジェット+」は、スマートフォンユーザーにも使ってほしい。そんなフォトフレームアプリだ。
試用バージョンは「4.7.1」。価格は159円。
「アニメーションフォトフレームウィジェット+」は、アプリ名が示している通り、“ウィジェット”アプリだ。つまり、ウィジェットを設置することではじめて意味のあるアプリといえる。
まずはウィジェットを登録しよう。ちなみに本アプリで登録できるウィジェットサイズは「1画面」と「4分割」の2パターンある。
まずは「4分割」パターンを利用してみた。ウィジェットの選択画面でタップすると、設定画面が表示される。
「4分割」パターンの設定画面でできるのは、フレームとインターバルの変更だ。
フレームの選択は、画面を左右にフリックして行なう。フレームは42種類あり、黒縁、白縁、Polaroidなどのオーソドックスなものから、米国旗柄などバラエティ豊か。
ここで選択しなくても、後から簡単に変更できるためとりあえず気に入ったものを選んでおけばよい。
画面左下の「5s」部をタップすると、画像の切り替わりタイミング(インターバル)を5、10、20、30、60秒の5種類から設定できる。ちなみに一度設定し終えてウィジェットを設置した後であれば、「分」設定(後述)も可能だ。
フレームやインターバルの設定が終わったら、画面をタップして「アクションの選択」を行なう。
このアクションの選択とは、つまり表示させたい画像の場所を指定する作業だ。「フォルダの選択」では任意のフォルダを、「画像の選択」では任意の画像を、「すべての画像をシャッフル」では端末に保存されたすべての画像を表示する画像として指定できる。
基本的に設定はこれで終了だ。
ホーム画面に戻ってみると、ウィジェットが配置され、画像が表示されている。
ウィジェットを設置したことで、充電してスタンドなどに立てかけているはもちろんのこと、機種変更などで利用していない端末がある場合はそのままフォトフレーム化して活用できるわけだ。
ちなみに、一度設置したウィジェットの設定は、ウィジェット部をタッチして右下に表示される「設定」アイコンから行なえる。
「設定」アイコンをタップすると、「アクションの選択」ウィンドが表示され、「インターバル&モード」「フレームの変更」「画像の変更」の3つが利用できる。
特に「インターバル&モード」では「秒」から「分」へとインターバルの単位を変更できる点を覚えておこう。
また、「Mode」では、上の「一度に1枚の写真」と下の「一度に4枚の写真」という2のモードを切り替えられ、画像変更の枚数を設定できる。初期設定では「一度に1枚の写真」が選択されており、設定したインターバルのタイミングで、4分割された画像のうち、1枚ずつ変更される。
ウィジェットの設定画面で「画像の変更」-「フォルダの選択」をタップするか、ウィジェット設置時の「アクションの選択」で「フォルダの選択」を選ぶと、表示させる画像をフォルダ単位で設定できるわけだが、本アプリは“複数”のフォルダを指定可能。おおよそこういった類のアプリでは、フォルダ指定先が1つのみであるため、専用のフォルダに画像を集約する必要があるが、本アプリではそういったテマがない。
また、カメラアプリによっては自動で専用フォルダを作成するので、特定のカメラアプリで撮った写真のみを表示させるといった使い方ができる。
ウィジェットの選択時に「1画面」パターンを選ぶと、「4分割」パターンの時とは異なり、「アニメーション」が指定できるようになっている。
アニメーションでは、フェードイン、スライド、回転させるといった6種類からアニメーションが選択できる。
これが「1画面」パターンのウィジェット。画像の切り替えアニメーションが反映されるため、見ていて楽しい。欲をいえば、ランダムでアニメーションが変わると嬉しいのだが、どうだろうか。
「1画面」パターンであっても、設定画面の呼び出し方は「4分割」パターンと同じ。ただし、「効果」(アニメーション)など、設定できる項目が増えている。
ちなみに、ウィジェット部をタップすると、「時計」アイコンが現れる。これをタップすることで、ウィジェットに日付や時間の表示が可能となる。オン/オフはアイコンをタップするだけなので簡単。設定画面にあった「時間のフォントを変更」や「時間の色を変更」といった項目はこの表示のために利用する。
ウィジェットに日付や時間を表示させるとこんな感じになる。
画面はフレームに「Polaroid」を選択しているため、画面下部の余白部に表示されるが、フレームがないあるいは他のフレームを選択した場合は、写真の上に表示される。実用性の高い機能だが、表示位置の調整ができない点は少々残念だ。
細かなところをいえば、例えばFacebookなどにアップロードした画像の表示に対応してほしいだとか、横位置表示時の最適な回転だとか、いろいろ改善してほしいポイントはある。
しかし、動作は軽快で、シンプルな分扱いやすい。日付や時間の表示機能もあり、常用の画像表示ウィジェットとしても、活用できるだろう。